『コラム』
- ラグスタ株式会社
- 2021/07/07
アイスホッケー選手の上半身トレーニング
現役アイスホッケープレイヤー、炎のFW長谷川拓巳が実際に行っているトレーニングを公開。
体力に合わせて強度を変えられるのでアイスホッケーをしていない方や、運動経験の少ない方でも行うことができます。是非、挑戦してみてください。
時速50kmの体当たり
アイスホッケーでは、スピードに乗った選手は時速50kmに達することがあります。
試合中の平均移動速度でも時速25〜30km出ています。
例えるなら一般的なロードバイクの平均時速と同等のスピードです。このスピードで、そのまま相手選手や壁に激突する迫力のあるプレーで観客は大盛り上がりします。
不安定な体勢でも力を発揮できる
アイスホッケーではボディコンタクトが認められており、相手選手とぶつかりながらプレーをしなければなりません。
また、そもそも足場が氷でスケート靴を履いているということもあり、不安定な体勢でプレーを行う場面が多くあります。
そのため、安定した姿勢をキープするトレーニングも大切ですが、不安定な姿勢で力を発揮するトレーニングも必要です。
今回ご紹介させていただくトレーニングは不安定な体勢の中で行う上半身及び体幹を鍛えるトレーニングです。
ムービングプッシュアップ
左右非対称かつ不安定な体勢で行う腕立て伏せです。
不安定な体勢で強いシュートを打ったり、パスを出したりする際に必要な筋力がアップします。
アイスホッケーをしていない方や運動経験の少ない方でも、上半身の筋力アップや体幹強化の効果が期待できます。
【point1】
まず始めに両脚を伸ばした状態で肩の真下に手をつきます。
この時、踵から肩までが一直線になるようにします。
【point2】
外側の手から横に移動し、台から降ります。続いてもう一方の手も移動します。
※ 強く手をついて手首を痛めないように注意
【point3】
内側の手から横に移動し、台に登ります。続いてもう一方の手も移動します。
そのまま反対方向も行い、これを5〜10往復します。
回数は自身の体力に合わせておこないましょう。私は10往復×3セットもしくは5セットおこなっています。
スタートポジションを変更することで、トレーニングの強度を変えることができます。
①ハード ②ノーマル ③イージー
①ハード
②ノーマル
③イージー