『コラム』
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- スポラボ北海道
- 2025/01/10
投球動作のみかた
投球フォームは人それぞれ個別性があり、現場で投球動作を指導するのはなかなか難しいことがあると思います。
今回は、現場で簡単に投球動作を確認し、指導する方法をご紹介します。道具はスマートフォンやタブレットのスロー動画機能があれば簡単に行えます。
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投球動作の撮影は右投げ投手の場合は
- セカンド方向(又はホーム方向)
- サード方向
から撮影してください。
セカンド方向からの撮影
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上肢:テイクバック時の腕の上がり方、トップポジションを取れているかetc.
下肢:軸脚の膝や股関節の屈曲角度、ステップ脚のインステップetc.
体幹:片足立ちで後方に倒れていないか、骨盤が後方に傾きすぎていないかetc.
サード方向からの撮影
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上肢:肘下がりになっていないか、リリース位置の確認
下肢:軸脚の膝が早くバッター方向を向いていないか、ステップ脚の膝曲がりetc.
体幹:早期に骨盤がバッター方向を向いていないか、体幹が突っ込んでいないかetc.
この2方向から見るだけで色々な情報を得ることができます。
これらの情報から投球障害につながる部分を修正し、正しい動作を獲得させる、さらには投球パフォーマンスアップへ導くことが重要となります。
今後はもう少し小分けに各フェイズでの投球動作のみかたをご紹介させていただいきたいと思います。
まずは2方向からのスロー動画を是非撮ってみてください。
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