MENU

『コラム』

投稿サムネイル
ラグスタ株式会社
2021/08/01

プロダンサー SE-YA(宮津清也)さん【Cittaインタビュー】

札幌市内を中心に北海道で精力的に活動されるダンサーのSE-YAさんにインタビュー。ヒップホップダンスを中心に様々なジャンルのダンスをされ、アーティストのバックダンサーやスクールの講師などプロダンサーとして活躍されています。

ダンスを職業として

 

ーー-現在の活動HIPHOPダンスを始めたきっかけを教えてください。

ダンサー 宮津清也さん【Cittaインタビュー】

【SE-YA(宮津清也)さん(以下敬称略)】 3歳から児童劇団をやっていて、ダンス、芝居、歌の3つを学んできた中で、歌と芝居は言葉があるから伝わりやすく、割と簡単でうまい下手はあるけど伝えるという面では簡単でした。

でも、ダンスは言葉がなく身体表現で何かを伝えるのが凄く難しかったけど、それが伝わり人が感動してくれる快感を覚えてしまったのでダンスの道を選びました。

ーーHIPHOPダンスの魅力を教えてください。

【SE-YA】 他のジャンルとHIPHOPでは共通する部分はあるけど答えがないので、正解も不正解もなく、その人の個性を大事に尊重されるような文化があると思います。

そこがすごく楽しいって思う部分でしょうか。数値化ができないから、ちょっと体を動かすからスポーツみたいな反面もあり、でも逆に芸術っていうところもあるから、そこのグレーになっている部分が楽しいと思うところはありますね。

ーーNORUSH PAAK(ノラッシュパーク)はどうゆうところですか?

*札幌市内にある"雨の降らない公園"をコンセプトにした複合型施設

ダンサー 宮津清也さん【Cittaインタビュー】

【SE-YA】 抽象的に言うと、「人と人」、「人とモノ」、「人とダンス」が繋がる場所。雨の降らない公園っていうコンセプトでやっています。

僕らは基本的ダンサーなので、やっぱりダンサーに人気かなって思うところはあります。

ダンスで生活をするって考えた時に、踊ることがダンスだけじゃないって思って、踊る前の段階で「服を着て踊るし」「ご飯食べなきゃ生きていけないし、踊れないし」全部繋がっているから、店をやって服を作って売っています。

これは"アパレル"という業務だけどこれもダンスだと思ってやっているので、そのダンスのレッスンだけで稼ぐところじゃなく、もっともっと自分の生活の一部にダンスを落とし込めたらいいなっていうきっかけで始まりました。

僕たちはここでお店を運営しているけど、ずっと「ダンスで飯を食ってる」って言いたいです。

好きになって帰ってもらう

 

ーー表現をしている時に大事にしていることは何ですか?

【SE-YA】 伝えるっていうことを人生のテーマというかダンスをするテーマにしています。伝わらなかったらあまり意味がないなって、(意味がないという表現は正しいか分かりませんが)僕は伝えたいっていう気持ちが強いです。

HIPHOPにこだわり過ぎず、いろいろやっていて、HIPHOPの音楽が好きだからHIPHOPの音楽を使うけど、数多くのストーリーを伝えたいから表現するためのダンスのスキルだったり、技術を使って、人に伝える努力をしているから色んなダンスを習ってきたました。

その技術を使ってHIPHOPの音楽を使って人に伝える。特にこだわってないし、固執もしていません。

でも、HIPHOPという音楽が好きだからそこで伝える。伝えるということを本当に意識してやっています。伝わったら俺の事好きになってもらえると思っているから、帰る時には、俺の事好きになっていってほしい(笑)

ーーDリーグも始まり、ダンスの人気も上がってきていると思いますが、今後どのような活動をしていく予定ですか?

【SE-YA】 NORSH PAAKを始めたのも変えたことの一つであって、ダンスだけで稼ぐ方法じゃないところ、ダンスとずっと関わって生きて行ける場所を提供するっていう僕の夢があるのでその準備の段階でここがあります。

(Dリーグができたことによって)今までプロリーグが日本になかったから(ダンスの知名度が上がってきた今、)ファンを作ることが少し簡単にはなったのかもしれません。

今まではショーをして自分のことを好きになってもらって自分の出演するイベントに来てもらい、どんどん距離が近くなっていって自分のレッスンに来る。そうするとファンから生徒に変わります。

だから、ファンで終わるっていう瞬間が今までなかったけど、Dリーグができたことによって、自分たちに興味を持ってファンになってくれて、ファンがファンのままで終わります。

個人のファンが自分の生徒になるんじゃなくて、個人のファンがファンのままでいる世界があるとダンスの経済的にも回りやすくなるのかなって。そこがスムーズに行える北海道であってほしいなって思うし日本であってほしいなって思います。

Dリーグの動きに関しては、ずっとチェックしながら、協力体制というか日本全体のダンサーが一丸となる瞬間があればいいなって思っています。

まだ一概に「Dリーグができたからこうする」っていうのがまだあまり見えていないですが、そのようになっていけばいいなっていうのはあります。

最初は真似から入る

 

ーーこれからダンスを始めようと思ったら何から始めればいいですか?

【SE-YA】 僕らもダンスをやりたいと思った時になにをしたかなって考えた時は、ほんとにダンスの映像を見て真似をしていたんですよね。

今、HIPHOPっていうジャンルをやっていますが、HIPHOPっていうジャンルのレッスンを一回も通ったことがなかったです。

独学でHIPHOPを学んで練習して今HIPHOPやっていますって言ってますが、これも結局人の真似です。

でも、真似で楽しくなってそれでちゃんと習ってみたいなと思ってレッスンに行くという風な循環があれば、Dリーグはすごい最初の入りとして良いと思います。

とにかく、ダンスを始めたいと思ったら、最初は真似でいいと思いますし、僕もみんなも真似から入っています。

HIPHOPの先輩は、ビデオテープの時代に海外のビデオを入手してきた先輩の家にみんなで行って擦り切れるまで見て、「えぇ?!なになに?!今のめっちゃむず」って言いながら頑張ってスロー再生とかして、真似をして技術を磨いていました。

楽しめたことは、人との出会い

 

ーー宮津さんが考えるダンスの楽しみ方を教えてください。

【SE-YA】 僕の中でダンスって何かなって思った時に音楽の楽しみ方の一つだなって思うんですよね。

色んな方法があって、(ダンスを)フィットネスとして楽しむ方法もあるし、ダイエットとしてやる方法もあります。それを好きな音楽でやる。

他にも、ダンスバトルというのがあって、即興で1対1の戦いをするものがあります。これもダンスの楽しみ方のひとつです。ソロのダンスバトルは1人だから、チームとしての練習もなく、ポンって出てポンっていけるからすごい楽です。

その他にも、ダンスのチームを組んで、ショーに出たりコンテストに出たりとかという楽しみ方もある。でもこれは1人じゃないから色んな葛藤とかバトルがあって大変だけど達成感が半端じゃないくらいあります。そしたら仲間ができて一生繋がっていられる仲間になります。

こんな風にダンスの楽しみ方はダンスをする人、見る人、さらには音楽が好きな人など楽しみ方は十人十色ですね。

自分に合った楽しみ方でダンスというカルチャーを楽しんでもらいたいです。

ダンサー 宮津清也さん【Cittaインタビュー】

自分で考えて進む人を作りたい

 

ーーダンス講師として大事にしていることはなんですか

【SE-YA】 ダンスを通して教育みたいなところも僕は意識していて人間形成というか人格形成って言った方がいいですかね。

僕のダンスレッスンは子どもたちも多いから、自分で考えて行動できるような人間に育ってほしくて、そういうところも意識しています。

具体的には一つの物事に対して、選択肢をたくさん与えて自分に合った方向を選んでほしいなって思っています。

例えば、学校だと「あれしちゃだめ」、「これしちゃダメ」ってなるけど、「これがこうダメだからこうゆう風にするんだったら良いんじゃない?」っていう風に持っていきたい。

僕たちはダンスを通して「選択肢を増やして色んな解決方法を探っていきたいよね」って常々話しています。

あとは、単純にHIPHOPを好きになってほしい。

ダンスから入ってきた子はダンスしか知らないけど、いろんな「ステップの由来」だったり「いつの時代に流行っていた」とか「こうゆう音楽に合わせて踊ったり」とか「音楽の歴史まで発展」していったりとか、教える時にちょっとずつ教えてあげるとダンスじゃないところに興味を持ってくれる人も増えるかなと思っています。

選択肢を増やすってことだけど、何かを深めていくことに喜びを感じてほしいなって思っています。

最後に、挨拶でしょうか。「おはようございます」「お疲れ様でした」「ありがとう」「ごめんなさい」の4つが言える人間になってほしいです。

講師は人間力、プレイヤーは実力が必要

 

ーー(プロの)パフォーマーとして伝えるのと講師として伝える中での違いはありますか?

【SE-YA】 パフォーマーっていう言い方が正しいのかプレイヤーっていう言い方が正しいのかちょっとわからないですが、ダンスを通して何かを表現する人は結局は実力社会です。

(プロとして)自分のパフォーマンスに説得力がないと良くないので、技術を磨くことも大事です。技術がなければ伝えられない。プロとして実力が伴わないとダメだなって思います。

講師は逆に、今の時代誰でも出来ちゃう。だから実力がなくても教え、稼いでいる人もいます。

人間力が低くても上手けりゃダンスの大会で勝てちゃうとこともありますが、(講師は)教える技術が高いから人が集まる。結局講師はプロダンサーと違い人間力がものをいうなって思います。

始めることに年齢や経験は関係ない

 

ーー最後にこれからダンスを始めたい方や1歩踏み出せない方へメッセージお願いします!

【SE-YA】 人間絶対誰でも初めてを経験しているから、それと同じで何も変わらないと思います。

大人になって初めて始める人とかは、結構ダンススタジオ行くと「子どもが多いから行きづらい」とか「私全然リズム感ないから」っていう声を聞きますが、それって当り前じゃないですか?みんな最初はそうだったと思います。

今ダンスをやっていて上手な人って、人よりちょっと慣れていて続けているだけだから、(初めての人を)馬鹿にするってこともないし、逆に僕は初心者の人とかのダンスを見て「うわっ!こんな動きもあるんだ」ってなる瞬間が多いです。

だから、怖がらないでまずは(ここへ)来てほしいなって思うんですよね。

ダンス始めたい人がいて、このお店に来たらすごいダンスの事知れるらしいよってなればいいなとも思っています。

ダンサーしかいないしダンスの事はなんでも聞いてくれていいので、スタジオに1歩行きづらいんだったら、じゃあ、ここにコーヒー1杯飲む、飲みに来るついでにダンスの事聞きに来てください。

そしたら多分紹介もできるしそこで1つステップ教えることもできるし、そしたら入口としたら入りやすいのかなと思うのでぜひNORUSH PAAKに来てください!

ダンサー 宮津清也

人物アイコンPROFILE

プロダンサー SE-YA(宮津清也)さん

ダンサー 宮津清也

北海道札幌市在住。これまで北海道で行われる数々のコンテストで入賞する他、アーティストのバックダンサーとしても活躍。
現在は「清也塾」などで講師を務める他、ダンスに興味を持ってもらう入口としてダンスに興味がある方たちが集まる雨の降らない公園「NORUSH PAAK」の運営に携わるなど北海道のダンサーの価値を高めようと日々活動している。


《Citta協定団体》 (50音順)

《主なCittaパートナーズ一覧》 (50音順)

すべてのパートナーズはこちら>>