『コラム』
- 野村整形外科
- 2021/08/13
アメリカンフットボール選手のためのオススメトレーニング(上半身編)
フットボール選手において肩の強さは必須です。ただし、ウェイトトレーニングなどで肩を鍛えようとしてもインナーマッスル(腱板)が弱いと関節が安定せず、かえって肩を痛めてしまうこともあります。
まずはチューブを使ったトレーニングでしっかりと肩関節のインナーマッスル(腱板)を鍛えて、負荷の高いトレーニングに耐え得る身体づくりを目指しましょう。
腕を上げる時に肩の中でコリッという音がしたり痛みを感じる時は、この肩のインナーマッスル(腱板)が上手く働いていないかもしれないのでオススメです。
内旋(腱板の筋力強化)
- チューブを柱など安定した場所に結び付ける。
- 肘を90度曲げてチューブを持つ。
- チューブを外から内に向けて引っ張る。
- 20回を1~3セット、左右行います。
外旋(腱板の筋力強化)
- チューブを柱など安定した場所に結び付ける。
- 肘を90度曲げてチューブを持つ。
- チューブを内から外に向けて引っ張る。
- 20回を1~3セット、左右行います。
クォーターバックとして遠投力が高いことはすごく魅力的です!スローイングには色々な筋肉が関わってきますが、その中でも大きく貢献しているのが二の腕の筋肉(上腕三頭筋)です。
肩甲骨周りの筋肉も鍛えつつ、二の腕(上腕三頭筋)は高負荷で追い込むことで爆発的なパワーを手に入れましょう。
遠投力や素早いスローイングが苦手な人にオススメのトレーニングです。
リバースプッシュアップ
- 両手をカラダの後ろに伸ばし、四つん這いになっているペアの背中に両手をつく。
- 腕立てのように肘を曲げ、元の位置まで戻る。
- 無理のない範囲で5~15回行います。
ナロープッシュアップ
- 通常の腕立てよりも手の間隔を脇が閉まるくらいの狭さでセットする。
- 5~15回行う。
まとめ
ウェイトトレーニングなどで爆発的なパワーを得ることも大事ですが、そのための基礎的な身体づくりとして、チューブを使ってインナーマッスル(腱板)を鍛えてケガをしにくい身体づくりも行いましょう。
また、少し工夫を加えた腕立て伏せのトレーニングで、二の腕(上腕三頭筋)を鍛えることで遠投力アップを目指しましょう!