『コラム』
- 札幌ドームトレーニングルーム
- 2021/09/14
シーテッドロウ(プレートローディングマシン)
今回は、背中全体の筋肉のトレーニングにお勧めのシーテッドロウをご紹介いたします。
背中の脂肪はつきやすく、落ちづらいものとなっています。背中のトレーニングにはシーテッドロウを使用したトレーニングが効果的です。
また、シーテッドロウは肩こりの症状を和らげることも可能となりますので、是非行ってみましょう。
シーテッドロウで鍛えられる筋肉とは?
広背筋は腰から脊柱、肩甲骨下部そして上腕骨にかけて付着する筋肉で、上半身で最も大きな筋肉となります。
その働きは多種多様で、腕を背中側に持ってきたり(肩関節伸展)、腕を体の横に引きつけたり(肩関節内転)、上腕骨を内側に回したり(肩関節内旋)、肩甲骨を動かしたり(肩甲骨の下方回旋・下制・内転)、上半身を側屈したり…などがあります。まさに上半身の中心を担う筋肉です。
広背筋が硬くなっていると腕が上がりにくくなり、四十肩や五十肩につながりやすくなります。
フォームローラーなどで脇の下をほぐしながら、適切にトレーニングするようにしましょう!
シーテッドロウで肩甲骨を寄せる?
ロウイング系の種目(シーテッドロウを始め、Tバーロウやラットプルダウンなど)では、よく「肩甲骨を寄せることが重要だ」と言われます。確かにそうすることでやの中~下部繊維など、弱くなりやすい筋肉が作用しやすくなります。
実際に肩甲骨を内側に寄せるという意識で、ロウイングの動作をしてみてください。肩の前側に違和感を覚えませんか?
肩甲骨を内側に寄せることを意識しすぎると腕を後ろに引きすぎてしまい、が前方に滑りやすくなりの腱やに負担がかかりやすくなります。
「肩甲骨を寄せる」という意識ではなく「肩甲骨の内側に“気”を集める」という意識でやってみてはいかがでしょうか?適度に肩甲骨が後傾・内転され、肩の違和感は無くなると思います。
このように意識の仕方によって、トレーニングの効果が大きく変わります。どんな意識を心がければ最良の効果を引き出せるのか、常日頃から探求していきましょう。