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『コラム』

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ラグスタ株式会社
2021/09/17

ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治さん【Cittaインタビュー】

神奈川県相模原市に本拠地を置くアメリカンフットボール社会人クラブチームのノジマ相模原ライズ。

Xリーグの1部に所属し日本1を目指すチームの主将を務める、笠井英治選手のインタビュー。

笠井選手が今に行きついた経緯やチームの魅力、アメリカンフットボールの魅力についてお伺いします!

ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治選手インタビュー

スポーツに対しての考え方を変えるきっかけになった

ーー現在に至るまでに様々なスポーツをされてきたとの事ですが、それぞれどのぐらいご経験されたのですか?

【笠井英治さん(以下敬称略)】今までやってきたスポーツは野球、水泳、軟式テニス、そして現在のアメリカンフットボールです。
野球は6年、水泳と軟式テニスは3年、アメリカンフットボールは12年目になります。

 

ーー経験されてきた競技に共通点はありますか?活かせていることなどあれば教えてください。

【笠井】基本的に球技が好きで、チームスポーツですかね。個人競技が苦手なので・・・。

野球はキャッチャーやっていたんでですが、チームのエースが泣いちゃうとピッチャーもやっていました。(笑)

テニスは毎朝5時からサーブ練習を500本とかやっていました。こう見えて、テニスめちゃくちゃ真面目にやっていたんですよ!
だけど、太っちゃって。テニスウェアが入らなくなって・・・テニスを辞めざるを得なくなってしまいました。(笑)

 

ーー学生時代の運動・スポーツに対する心境の変化はどうでしたか?

【笠井】中学生の時は、ただただテニスが楽しかったです。

練習でやっていたことが試合でできて、それが勝ちに繋がる初めての成功体験ができたから楽しかった思い出です。

ですが、体重が80kgから110kgまで増えてしまった事をきっかけに、兄が先にやっていたアメフトをやってみようかなと思ってアメフトを始めました。

高校生ではアメフトをやっていましたが、他の競技よりも何よりもアメフトが楽しいと感じていました。
部員13人しかいなくて、グランドもコンクリートみたいなところで練習していたし、コーチもいなかったから環境は良くなかったですが、楽しかったですね。最後の試合は強豪校とやってボロボロに負けましたけど。笑

大学生では、スポーツをやる上で、物事の考え方を学べました。

アメフトっていかに自分の役割を理解してプレーすることが、会社とか学校と組織が似ているんです。
大学では、学生である僕たちが今年のチーム方針などを決めて、組織を大きくしていくことが経験できました。

同じ志を持つ仲間だから頑張れる

ーー普段は会社員としてお仕事をされていますが、お仕事の内容をお伺い出来ますか?

【笠井】ゴリゴリの営業してます。笑

アメフトで学んだ、戦略を練ってから動いて、改善するこの一連の流れがかなり仕事に活かされているなと感じますね。

 

ーー素晴らしいですね!仕事をしながらトップを目指すチームに所属することは大変ではないですか?

【笠井】めっちゃ大変です。めっちゃ変態ですよね。ここまでやるの。笑

でも、自分だけではないので、チームスタッフも選手みんなもその中やっています。みんな良い人だから続けさせてもらえています!めっちゃ良い人の集まりですね。笑

主将になって、チームの運営のところを間近で見るようになってから、自分がプレーしたいだけでやっているだけではいけないと思って今も活動をしています。

ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治選手インタビュー
 

ーーお仕事と両立されているアメリカンフットボール。笠井選手の思う魅力を教えてください。

【笠井】自分が調子良くても負ける時もあるし、悪いときに勝つ時もあるから、足し算で勝ちにつながるところですかね。
一つのすごいプレーが出る度に、同じように喜びを分かち合えることです。

あと、アメフトはポジションによって、自分の能力にあわせて出来ることがたくさんあるところも大きな魅力です。

 

ーーノジマ相模原ライズに入団したきっかけと、当時の想いをお聞かせください。

【笠井】大学4年生の時に就職活動の方針が変わって、夏合宿に4年生は行けなくなったんですが、どうしても夏合宿に行きたくて、親と監督に交渉していけるようにしてもらいました。

その時に石井社長(チーム代表)が見に来てくれて、銀座のしゃぶしゃぶに連れて行ってくださった際に、「しゃぶしゃぶ美味しかったか?」と聞かれて「はい。美味しかったです」って答えたら入団が決まりました。笑

 

ーー石井社長の惚れたというところもあるんですよね?石井社長はどんな方ですか?

【笠井】石井さんは人のために自分を犠牲にして動き続けていて、その姿を周りに絶対に見せない方ですね。私もそういう石井さんの人柄についていきたいなって強く思ったので入団を決めました。

めちゃめちゃな人ですけどね。笑

ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治選手インタビュー
 

ーーノジマ相模原ライズはどんなチームでしょうか?アピールポイントも含めて教えてください。

【笠井】一流大学から来た凄い選手がいるわけではないからこそ、地域密着クラブとして強豪チームを食ってかかろうってみんな思って努力しているところです。

あとは、社会人からアメフトにチャレンジする選手もいるからこそ、みんなが日々成長しようと貪欲なところですかね。

 
ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治選手インタビュー
ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治選手インタビュー

相模原市への恩返しの気持ちがチームを強くさせる

ーー地域に根付くチームとして、様々な地域貢献活動をされているという事ですが、活動を通して伝えたい事や活動に対しての想いを教えてください。

【笠井】相模原の方々ありがとうございます。その一言です。

私も相模原に引っ越してきましたし、相模原が大好きです!

活動は、地域の小学校で挨拶運動をしたり、お祭りのパレード参加や清掃活動、応援してくださっている飲食店で食事をするなどしていますが、相模原市の応援してくださる皆さんのおかげでチームが成り立っているので、本当に感謝していますし、選手自身も活動を通してそのことを再認識しています。

試合になると、応援席がいつも満席でどのチームにもそれは負けない自信がありますね。本当に感謝です。

 

ーーチームを知ってもらう活動は地域貢献活動、アメフトを知ってもらう活動は何かされていることはありますか?

【笠井】チームとしてはSNS(インスタ、TikTok)を更新して知ってもらうことや、キッズチームの応援に行くことをしています。

ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治選手インタビュー
 

ーー印象に残っている出来事と、その時の想いを詳しく聞かせてください。

【笠井】日本社会人アメリカンフットボールXリーグX1Super2020年のIBM戦ですね。

ヘッドコーチが変わって、組織が動いている中で、初めてキャプテンを務めた年でもあり、コロナで試合も練習もまともに出来ずに不安だらけだったシーズンでした。
最後の最後にいつも接戦になるIBM戦に勝てたことが自分の中で少し自信に繋がりました。

“全員で勝つ”この気持ちを一番強く言い聞かせるのは自分

ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治選手インタビュー
 

ーーでは、日頃から主将としてこだわっていること、意識していることはありますか?

【笠井】みんなを引っ張っていく力はあまりない方だと思っていて、毎日どうすれば良いチームになるのか、どうすれば強くなるのか考えているからこそ、学ぶことも多くあるし年上の先輩が助けてくれる環境もあるので、チーム、スタッフにも支えていただけて全う出来ていると思っています。

「全員でやって、全員で勝ちたい」そのために普段の練習から自分の役割を100%でやろうって言ってます。
それが結果的にチーム全員で戦えるチームになるのかなと思って、その気持ちは常に持っています。

 

ーーノジマ相模原ライズの今年度の目標と今後の見据えていること、笠井さんの個人目標も教えてください。

【笠井】チームは日本一になることが目標です。それと同時に、日本一にふさわしい人間になることをチームで強く意識しています。

チームの目標は、私の目標です。
それと個人的には足が速くなりたいです。でも、走るの嫌です・・・笑

 

ーーあはは!!ではその為にはどんなことが必要でしょうか。

【笠井】一人一人が自覚することですかね。

自分の行動一つ一つがチームにどれだけの影響があるかを理解することかな。
ポジションごと、年齢ごとにわけてミーティングするように工夫して、思った事、気持ちを共有できる環境をつくっています。

 

ーーアメリカンフットボールがどのように今後広がっていくことを望みますか?その為にどんなことをしていきたいですか?

【笠井】あんまりそういうこと考えたことないんですよね。笑

もちろんメジャーになることが良いですけど、アメフトとラグビーの違いをわかってもらえたら嬉しいな。

 

違いを簡単に説明するなら何でしょうか?

【笠井】防具(ヘルメット)つけているのがアメフトで生身で筋肉ムキムキな人達がラグビーですかね。笑

わかりやすいです!(笑)

 

ーーアメフトのここを見て欲しい!っていうところ、オススメポイントはありますか?

【笠井】まずは、ボールを持っている人を追いかけることですね。

次に、ボールを持っている人をブロックする人を見ること。
1対1の戦いも楽しいと思います!

女の人だったらイケメン見つけてその人追っかけるのも楽しいと思うし、逆にプレー見てかっこいいって思っていたけど、ヘルメットとったらイケメンじゃなかった。とか・・・。それも楽しいですよね。笑笑

 

ーーでは、最後に今から運動(スポーツ)を始めようとする方へメッセージをお願いします!

【笠井】軽い運動からでもスポーツでも、ストレッチとアップは大事です!!!

明日からランニング始めようとワクワクしているのに、怪我をきっかけで嫌いになったり気分が落ちてしまいますよね。あとは、自分のレベルにあった運動をすることが大事だと思います。

スポーツって汗をたくさんかいて、気分もスッキリ、健康状態も良くなるし、よりアクティブになって、「こうなりたい」が出てくるから果てし無く、ゴールなくずっと続けられるのが良いですよね!

なので、皆さん、まずはストレッチをしましょう!!!

ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治選手インタビュー
 

笠井選手のお話から、ノジマ相模原ライズの魅力とアメリカンフットボールの楽しさがひしひしと伝わってきました。
  今後Cittaでは、ノジマ相模原ライズを応援すべく、様々な情報を発信していきます!お楽しみに!!

ノジマ相模原ライズ
笠井英治

人物アイコンPROFILE

ノジマ相模原ライズ主将 笠井英治選手

笠井英治

ポジション:OL(オフェンシブ ライン)縁の下の力持ちポジション
身長:190㎝、体重140㎏の大きなカラダでチームを支え、2020年からキャプテンを務める。
競技発展、チームを盛り上げる活動としてSNSを積極的に取り入れ、TikTokでは面白おかしくアメフトを紹介したり、チームアピールを行うなど、全員を巻き込んでチーム作りに徹している。 仕事を持ちながらでも日本一を目指すチームとして「大胆に、勇敢に」日々チームを強くする為に競技に向かっている。


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