『コラム』
- 札幌ドーム
- 2021/10/26
ショルダープレス
今回は、肩こりや四十肩の改善にお勧めのショルダープレスご紹介いたします。
年齢を重ねるにつれて肩こりや、腕が真上に上がりづらくなっていきますので、ショルダープレスを使って改善していきましょう。
ショルダープレスで鍛えられる三角筋さんかくきんとは?
三角筋とは肩の表面にある大きく厚い筋肉で、上肢の筋肉の中では最も体積があります。「前頭ぜんとう」「中頭ちゅうとう」「後頭こうとう」の3つの部位に分かれており、鎖骨や肩甲骨から上腕骨にかけて付着しています。
腕を後ろに伸ばしたり(伸展)、真横に上げたり(外転)、前に伸ばしたり(屈曲)、上腕骨を内側・外側に回旋させる(内旋ないせん・外旋がいせん)など、その働きは多岐に渡ります。
ボディビルダーのように大きな肩を作るには、三角筋を満遍まんべんなく鍛えることが重要になります。また、三角筋が過度に緊張していると肩の痛み(肩関節インピンジメント症候群)を誘発しやすくなるので、ストレッチやケアが重要になる筋肉とも言えます。
ショルダープレスで鍛えられる僧帽筋そうぼうきんとは?
僧帽筋とは頭の後ろや肩、背中にある薄い三角形の形をした筋肉です。僧帽筋も「上部」「中部」「下部」の3つの部位に分かれており(上部・中部・下部)、後頭部・頸椎や胸椎から肩甲骨や鎖骨にかけて付着しています。首を伸ばしたり横に曲げたり(伸展しんてん・側屈そっくつ)、肩甲骨の様々な動き(挙上きょじょう・内転ないてん・下制かせい・上方じょうほう回旋かいせん)を補助したりするときに働きます。
僧帽筋の上部繊維は硬くなりやすい筋肉で、過度な緊張によって筋肉内の血流が滞ると、肩こりが生じやすくなります。ショルダープレスでは僧帽筋の上部繊維が鍛えられるため、トレーニングをしてしっかりケア(マッサージなど)をすることで、肩こりの改善が期待できます。