『コラム』
- 有限会社ゴルフハウス湘南
- 2022/10/10
姿勢の改善でゴルフの上達と未病の解消を
ゴルフに欠かせないモノって何でしょうか?
飛距離、方向性、パッティング技術、もしくはコース戦略?
あるいは集中力や決断力でしょうか。
確かに、どれもゴルフの上達には欠かせないモノです。
しかし最も大切なモノ。
それは、私は「健康」だと思っています。
健康だからこそゴルフ場まで脚を運び、クラブを振ってボール打ち、コースを歩いて回り、同伴者との会話を楽しむことができるわけです。
健康の維持増進とゴルフの上達には、ある共通のキーワードがあります。
それは「姿勢」です。
ゴルフはバランスがとても大切なスポーツです。
バランスの崩れた状態ではナイスショットはままならず、当たってもボールは曲がり、ゴルフの上達は難しくなります。
バランスのよいスイングは正しい姿勢が不可欠です。
そして正しい姿勢は「未病」を改善し、健康をもたらします。
未病って?今回はそんなお話です。
すべてにおいて大切な「バランス」
ここでいう「バランス」とは主に身体バランスを指しますが、それだけではありません。
攻守のバランス、ライフワークバランスなど、あらゆる面でバランスは大切です。
特に健康という観点では、「運動」と「休息」のバランスも必要ですし、栄養などカラダに必要なモノを取り込む「吸気」と、便や尿、汗、そしてストレスなど、不要なモノを排出する「排気」をバランスよく回すことも大切です。
これら4つは、健康の維持増進に欠かせない要素です。
詳しくは以前掲載のコラム「ゴルフで実践する健康の維持増進のための4要素」をお読みください。
⇒「ゴルフで実践する健康の維持増進のための4要素コラム」
では「健康」とは何でしょうか?
病気や怪我ではない状態が「健康」でしょうか?
はたして皆さんは健康でしょうか?
私が主管するゴルフスクールでは、初めてスクールにみえたお客様にご記入いただくシート(問診票)に、健康状態を書く欄があります。
そして殆どのお客様が、「良好」「問題なし」と記入されます。
しかし、その後よくよくヒヤリングをすると「実は腰痛持ちで‥」とか「肩こりがひどくて‥」とおっしゃる方が少なくないのです。
肩こりや腰痛はあって当たり前。それらがあるからといって「不健康」であるという認識はお持ちでないのでしょう。
肩こりや腰痛は「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群、通称ロコモ)といい、運動器官に障害を持った状態です。
医師から椎間板ヘルニアとか、脊柱管狭窄症だと診断されれば、さすがに病気だ、イコール健康ではないと認識するでしょう。
しかし、医師から病名が告げられていなくても、肩が凝ってスムーズに動かせない状態や、腰が痛くて辛い状態は、けして健康であるとはいえないのです。
病気と健康の中間「未病」
「未病」という言葉をご存じでしょうか?
未病とは病気と健康との中間の状態です。
医師から病気と診断されたわけではないが、カラダに何らかの不調を抱えている状態の事です。
動脈硬化は、血管年齢の加齢が進行し、弾力性がなくなり、もろく弱くなった状態。もしくは血管の内側にコレステロールなどが沈着して血液の通り道が狭くなり、血流が悪くなる状態です。
このことが原因で、脳梗塞や心筋梗塞が起こるリスクが高まります。
動脈硬化自体は病気ではありませんが、このことで命の危険を伴う様々な病気を引き起こす原因となり、けして健康とはいえない未病の状態といえるでしょう。
肥満も同じです。
肥満そのものは病気ではありませんが、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を引き起こす原因となりますし、体重の増加によって骨や関節への負担が大きくなり、腰痛やヒザ痛などの関節障害を引き起こしやすくなります。
そして肥満は、消費カロリーよりも摂取カロリーが多い状態で、運動・栄養・休息のバランスの崩れが原因で未病といえるでしょう。
運動不足も広い意味で未病のひとつです。
現代人は、交通機関の発達や生活の利便性で運動不足となっています。
40年前と比べると、すべての年代で身体を動かす量は40%にまで落ち込んでいるといわれています。
運動不足は病気ではありませんが、決して健康とはいえない状態を引き起こす原因となり、未病といえるのではないでしょうか。
心についても同じです。
うつ病や心身症と診断されていなくても、仕事や人間関係でストレスにさらされた状態は、けして健康とはいえません。
このように、病気だと診断されていなくても、病院に通う程ではなくても不健康な人、未病の人は実に多いのではないかと思うのです。
より多くの人々をゴルフで健康に!
ゴルフには、未病を改善し、人を健康にするチカラがあります。
これについても以前掲載のコラム「運動不足を楽しく解消するゴルフのチカラ」で述べた通りです。
⇒「運動不足を楽しく解消するゴルフのチカラコラム」
「いくつになっても足腰が丈夫で、自分の脚で元気にコースを歩くことができる」
「いくつになっても良いスコアを出そうという向上心がある」
「いくつになってもゴルフに行こうとする気力や活力に満ちている」
「いくつになっても仲間とゴルフを楽しみ、社交性に富んでいる」
私はそんな人を一人でも多くつくりたいと思い、健康増進のためのゴルフスクールを運営し、(一社)日本健康ゴルフ推進機構を立ち上げ、活動をしています。
そしてそのベースとなるのが姿勢の改善、“身体バランス”の向上です。
人は姿勢がよくなれば、未病知らずで健康になり、若返り、活力がみなぎります。
仕事の効率もよくなり、見た目の印象も良くなります。
そしてゴルフも上手くなる・・・
そうです!何もかもが良くなるのです。
では正しい姿勢とは?正しい姿勢を獲得するにはどうすればよいか?少々長くなりましたので、それらは別に機会に譲ることにいたします。
次回もお楽しみに。