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『コラム』

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メディ・ジャパン株式会社
2023/04/07

ウルトラマラソンランナー・アートスポーツ本店店員 鈴木健司さんインタビュー

~Challenge to the limit~ウルトラマラソンランナー 鈴木健司

鈴木健司さんインタビュー
 

東京・御徒町のアートスポーツ本店に彼はいる。

ウルトラマラソン界では知らない人はいないであろう。

18歳で初めてサロマ湖100㎞ウルトラマラソンに挑戦し、2018年で連続27回出場、23回完走を成し遂げ、現在までウルトラマラソン出場は通算80回を超えている、超人だ。

アートスポーツ本店で日々接客販売員として働きながら、ウルトラマラソンランナーとしても普及活動にも力を入れる。

そして、日本で初めてCEPを店舗で販売をした当時のアートスポーツ池袋店の店長でもあり、CEPと鈴木さんは長く、深い関係にある。

そんな鈴木さんに今回改めて、CEP製品の事をどう思っているのか率直な意見を伺った。

鈴木健司さんインタビュー

“速くなくてもいい”そう思えたきっかけ

「昔からマラソンを観る事が好きでした」という鈴木さん。

【鈴木健司さん(以下敬称略)】私の昔の憧れは瀬古利彦さんだったんですけど、瀬古さんが走るレースや他マラソン大会をテレビで観る事、確か中学生の頃だったかな…東京国際女子マラソンへパンフレットを手に国立競技場に観に行って、当時は佐々木七恵さんを応援してましたね。

小学生頃から走る事も好きで、クラス対抗のマラソン大会で、ライバルを追い抜いた時にガッツポーズをしたのを今でも覚えています。笑

そうやって、走ることが好きで、観ることも好きだったので、自分でも中学生から陸上部に入りました。

ウルトラマラソンでいうと、高校で入った陸上部は推薦で入ってくる様な強豪校だったので、実はマネージャーになれと言われながらも私は走っていたんですが、練習内容に熊谷から南浦和まで長距離を走る練習がありました。

私は自転車で来いと言われましたが、走っていったらレギュラーメンバーが脱落する中、私だけが走りきる事ができたんです。

その時に、"あ、速くなくてもいいんだ”と気付けて、自分のペースで走っていれば、レベルの高い相手にも勝てるんだと思えたきっかけになりました。

私が今でも"速くなくてもいい”と伝えつづけているのはそのきっかけがあったからです。

その想いがあるからこそ、18歳から今まで30年間、100kmやウルトラマラソンを続けられていますね。

 
鈴木健司さんインタビュー
鈴木健司さんインタビュー
 

ーー鈴木さんにとって走る魅力とはなんでしょうか?

【鈴木】そうですね…
速く走っていた時は、もちろんタイムだったんですが、今は自分が強くなるという事よりも、仕事柄様々な方と関わりを持てるという所があります。

学生時代は、同じツアーで行った方でも自分の親ぐらい年齢が離れていましたが、今でも繋がっていて、同じものを共有できる素晴らしさ、走力がバラバラでもみんなで仲良く走れるという良さがあります。

仕事にも繋がる部分もあり、私にとっては仕事と趣味が一緒になっているという感じですね!笑

「走る」という事で全てが繋がっている形です。

 

ーーなるほど~。そうですよね。
マラソン大会でも走っている方同士で励まし合う事や、沿道の方も一緒になって応援してもらえるあの一体感は素晴らしいものですよね!

【鈴木】そうですよね!

目指すところは一緒なのであの一体感はマラソン大会ならではですよね!

ウルトラマラソンの挑戦が”楽しい“理由

ーーでは、高校卒業直後に初めて挑戦されたさサロマ湖100㎞ウルトラマラソン。
100㎞という距離はどんな体験でしたか?

【鈴木】サロマ湖は6月の下旬に開催されていて、雑誌でずっと行きたいなと見ていたときは“夏のサロマ”というワードで出てたんですよね。

その分暑い日を予想していたのですが、私が初めて出場した時は、土砂降りの大雨でした・・・。(笑)

最高気温が11度で、ずーっと雨が降りっぱなしでしたね。

初めての大会だったのでタイムの目標は特になく、楽なペースを保って走っていました。

50kmのタイムが5時間3分と予定通りでいけていて、それ以降は未知の領域ですが、それでも“独りじゃなく”同じツアーで参加して沿道で応援してくれている方やマッサージをしてくれる方のおかげで、10時間45分59秒という、30年間走ってきた最初で最後の自己ベストで完走しました。

今じゃ笑い話にしてます。(笑)昔取った杵柄状態で・・・。(笑)

鈴木健司さんインタビュー
 

泥だらけになりながらびしょ濡れになった大会でしたが、本当に楽しかったですね。

元々きっかけとしては、「知らない土地を自分の足で走りたい」という事があったので、見る場所は全て初めてでしたし、ただ土砂降りで景色も見れなかったですが、その1回目はすごく印象に残っています。

 

ーー壮絶ですが記憶に残る大会だったんですね。
今まで挑戦されている中で、悪天候に見舞われる事は結構あったのでしょうか。

【鈴木】基本的には晴れている事の方が多いですが、今までで4回くらいですね。

1回目の様な状況になる確率は低く、逆に涼しくて走りやすい日が本当は多いんです。

CEP製品との出会い

ーー鈴木さんが大事している“走る事をずっと続ける為に、少しでもラクに走る”為に必要なコトやモノとは何でしょうか。

【鈴木】ラクに走るためにはもちろん練習量は大事ですが、仕事をしながらだと練習量が減ってタイムも落ちてしまう状況でした。

ただ、ケガももちろんしたくないので、サポート機能のあるロングタイツを試してみたらラクに走れる実感がありました。

元々ランニングシャツにランパンだけのスタイルで走っていたので、自分でいろいろなサポートアイテムを試しながら実感する事をしていましたね。

 

ーーなるほど。その中でCEP製品の事を知ったのでしょうか。

【鈴木】CEPの事は2009年にアートスポーツ池袋店舗で店長をしていた時に、営業本部からCEP製品の紹介を受け店舗で販売しないか?と言われたことが知るきっかけでした。

6,300円のフルソックスとはどんなものなのか?と思いながらもメーカーの方に説明に来ていただき、店舗で販売するようになったことが出会いですね。

当時はCEP製品にあるカーフスリーブの様なものがなく、ロングタイツが主流でしたので、どう提案したら良いかCEP製品に戸惑いはありましたが、純粋にどんなものなんだろうというのが最初の印象ですね。

当時の商品カラーは白と黒で、スタッフみんなでランパンに白いハイソックスを履いて写真を撮ってみたら、小学生か!ってなってしまいました。(笑)

黒は白よりも馴染みましたが、サッカー選手みたいだね!と言いながらスタッフ間でメーカーの方の話を聞く前に試していました。

 

ーーそうなんですね!実際に着用して走った際の実感はいかがでしたか?

【鈴木】自分自身の個人的な感想で言うと、私は心拍数で走るのですが、その部分では「下がった」というのが効果としてはありました。

同じペースなのに、もう少し速く走れるなという時に心拍数が下がったのが見て取れて、あとは長い距離走ったとしてもふくらはぎが“ぷにぷに”だったという実感があります。

当時、メーカーの方に協力いただいて、自己ベスト出たら商品もう1本プレゼント!というキャンペーンをやっていたんです。

その時のセールストークとして、私の妻に使ってもらった事を話しています。

毎年年末から4月くらいにかけてハーフマラソンの大会に何回か出場していて、 出産前はウルトラマラソンにも参加したり、ハーフマラソンも1時間50分くらいで走れる走力がある妻でも、出産してからあまり走らずほとんど練習をしていなかったので、1つ目のハーフマラソンの大会は2時間48分という結果でした。

2回目に挑戦した大会からCEPを履いて走ってみたところ、2時間28分で完走したんです。

マッサージを私が妻にする際に、普通ならカッチカチなふくらはぎが、CEPを着用したレース後はぷにぷにだったんですよね!

こうなるんだ!と実感したのと同時に、ランニングシーズン最後の4月の大会では、2時間8分で完走して帰ってきてもふくらはぎはぷにぷにだったという事に、「これは本物だ!」と確信した事を皆さんにご紹介していました。

当時は、他社のロングタイツの中や外にCEPを着用するスタイルをお薦めしていましたね。

“見えない所でこんなに凄いもの履いてます”みたいな感じで。(笑)

 

ーーこれは凄いエピソードですね!かなりの説得力があります。

【鈴木】そうですよね。やっぱり興味持ってもらえましたね。

私自身もそうですが妻がね、と今でもお客様にお伝えしています。

 

ーー鈴木さんの体感の中で、CEPのここが一番気に入っている!という所を教えてください。

鈴木健司さんインタビュー
 

【鈴木】今(インタビュー時)も履いているんですが、一番は“疲れにくい”という事を実感できています。

私は100㎞や200㎞といった長距離を走ることがほとんどなので、レース後半やレース後の疲労感の少なさ、履くのは少し大変ですが、“履いている感覚を忘れる履き心地”の良さで動けることが気に入っていますね!

デザインは年齢によっても好き嫌いがあるかとは思いますが、斬新なデザインが多くて好きですね!

 

ーー他社製品との違いはどんなところにあるでしょうか。

【鈴木】そうですね。ニットなので、“長く使っても伸びない”所が大きな違いだと思っています。

他社だとタイツ生地でどうしてもたるんできてしまう所がありますが、私が2009年から使っていたものは10年近く着用していて、それぐらい耐久性に優れている商品だと感じます。

私がお客様に商品提案をする時に、強いものと緩いものどちらが好みかを確認します。

その際に、どちらかというと強い方が良いというお客様が多い中、他社商品だと強過ぎてしまう所、CEPは編み方の工夫をされているので、脱ぎ履きは大変ですが、履いてしまえば気にならない快適な強さを実感しやすい商品であると感じていますし、お客様もフィッティングでそれを実感されていますね。

今では常時CEPを店舗で販売しているので、まずはCEPからお試しいただいています。

 

ーー10年も使い続けていただいたとの事ですが、買い替え時期はどの様に判断されていますか?

【鈴木】そうですね~。新しい色が発売された時とか・・・(笑)

商品がモデルチェンジされたタイミングですかね。

色のバリエーションはコーディネートの点で持っていたいと思うのでそういったタイミングで、買い替えというより買い足しといった形で購入しています。

夜走る用の展開もあるので、場面別に対応できる種類を増やしている形です。

古くなったから買い替える事はしていなくて、前に使用していたモデルが無くなったから新しいものに変える事をしていますね。

私はソックスタイプが好きなので、足元が毛玉になってしまったら普段履きにしたり、用途を変えて長く愛用しています。

まだ使わずにタンスの中に保管されているものもあります。(笑)

 

ーー鈴木さんのレースウエアは結構明るく目立つ色が多い印象です。ウェアとの組み合わせはどうですか?

鈴木健司さんインタビュー
 

【鈴木】そうですね。色によってはなかなか合わせづらいなと思うものも正直あります・・・(笑)

ですが、黒はお店でも人気なカラーですが、黒さえ履いてれば何でも合わせられるので好きですね。

お客様の7割は黒のリクエストがありますが、様々な色があるからこそお客様それぞれのニーズにお応えできるなと感じるので、私としては今のラインナップより更にカラー展開があるといいなと思っています。

日本人はパキッとしたカラーが好きでシューズにもそういったカラーが多いので、合わせられる様なカラーが増えると嬉しいです!

 

ーー鈴木さんは走られる時は必ずCEPを使用していますか?

【鈴木】だいたい走る時はCEPを履いていますね。

練習の時は履かずに走ることが多いですが、大会の時はもう絶対CEPを履きます。

CEP製品を1番最初に販売した者という自負があるので、リピーターの多い商品として求めてる方も多いので、今も商品のコトの発信もそうですが、出来る限り大会では露出してアピールしたい想いがあって必ず履いています。

鈴木健司さんインタビュー
 

ーーCEPのリカバリーソックスはお試しになりましたか?

【鈴木】いや、まだないです。

ですが、昔使っていた運動時のものを寝る時に使用したり、ウルトラマラソンに出場してその日中に帰ってくる大会もあり、その時は体がバキバキで履き替える元気もないので(笑)、家までは必ず履いているようにします。

履いていない時は足の浮腫みの進行が格段に早く、足もより重たくなるので、必ず大会後もそのまま履いています。

ウルトラマラソンの鈴木はアートスポーツにいる!

ーーアートスポーツで日頃は、お客様に様々な商品の接客、販売をされている鈴木さん。

鈴木健司さんインタビュー
鈴木健司さんインタビュー
 

その他にも、ウルトラマラソンに向けた座学講習の実施を店舗で行なっているそう。

「ウルトラマラソンをこれからやってみたい!という人を増やしたい」との想いを持って開催されている。

200㎞の為の座学や興味がある方に向けた基礎編の座学、大会に合わせた座学を実施したりと、鈴木さんにしか提供できないものである。

もう、かれこれ丸15年続いているという。

4月29日(土/祝)は基礎編、5月7日(日)は野辺山編と題してウルトラマラソン完走クリニックを開催される。

鈴木健司さんインタビュー
鈴木健司さんインタビュー
 

イベント詳細はこちらをチェック!↓
⇒4月28日(土/祝)基礎編
⇒5月7日(日)野辺山編

 

【鈴木】ウルトラマラソンの話を聞けるお店はあまりないですよね。

店舗で座学を始めたのも、競技場などで速いランナーの方に来てもらって指導イベントを行なう事では、これからウルトラマラソンに挑戦する方を増やす点ではリアルではないなと感じた所があって、それなら自分でやってみようと思ったのがきっかけでした。

その部分では、18歳からウルトラマラソンに挑戦してきて、それがあったからアートスポーツにも入社できたのかなとも思いますし、自分が好きな事をやっていた事が仕事に活きている実感はあります。

人数で言うと2000人くらい今までで輩出しています。(笑)

ーーえー!!凄すぎます!

【鈴木】大会に出ると僕の方が遅いんですよ。お決まりな感じで。(笑)

私の講習を受けていただいた方達がどんどん速く、長い距離に挑戦されています。

上位に入るようなレベルの高い方もいるのですが、なんで走る様になったのか?と聞かれた時に、「アートスポーツに鈴木って人がいて・・・」と言ってもらえるのは嬉しいですね。

私がきっかけで新しい仲間ができることもあるようで、そういう繋がりをどんどん大きくできる事が楽しくて継続できているなと感じています。

現在はそれがメインで行なっている事です。

数年前までは外部から依頼をいただいて、走る方の指導もさせていただいていました。また機会があれば再開したいと思っています。

お客様の印象に残る接客がファンを増やす

ーーこれだけ多くの方に慕われている鈴木さん。鈴木さん目当てにご来店する方も多いのでは?

【鈴木】有難い事に、私宛でご来店される方は、ウルトラマラソンの準備や、100㎞以上の距離に挑戦される方がご相談で来店されることが多いですね。

あとは、ウルトラマラソン以外の目的でご来店されるお客様に自分を知っていただく為に、トークの中でウルトラマラソンのお話をしたりしていると、ずっとフルマラソンに挑戦されていた方が今度ウルトラマラソンの大会に出る事になりました!と前に話したことを覚えていてくださって相談に来店される事もありました。

そういう方を増やしたいと思っているので、嬉しいですね。

 

ーー素晴らしいですね!様々なお客様と関わる中で、CEPはどの様なお客様に勧めていますか?

【鈴木】2つあって、1つは目的を持ったり、最近カーフサポートを履いている人が多いという事で見にいらっしゃる方、もう1つとして私が昔から勧めているのは、「ロングタイツ脱いでみませんか?」という事。「脱サポートタイツ」を勧めています。

CEPだけにとらわれずですが、ロングタイツからハーフタイツにしたり、部分的なサポートにしたりと、ご自身の筋力や走力の成長に合わせて商品を提案したい想いからそういうご提案をしています。

サポートタイツを履く安心感や、速い人だからタイツじゃなくても大丈夫、といった様々壁になるイメージがありますが、もちろん走力に合わせてではありますが、短い距離を走る時にチャレンジしてみたり、お客様の状況にも合わせて使用の方法をご提案しています。

少し印象に残る様にご案内する事を心がけていますね。

こういう販売をしている販売員はいないんじゃないかって思いますが、私らしさが出ていいと思っています。

鈴木健司さんインタビュー
 

ーー実際にCEPデビューをされたお客様の反応はいかがでしょうか。

【鈴木】そうですね。タイツから部分的サポートに変えた方は、“動きやすくなった”とのお声をいただきますね。

CEP自体は肉離れを以前受傷された方にもお勧めできるので、“心配なく動けるようになった”とのフィードバックをいただけていますね。

そういうお声をもらうと、私もより自信を持ってそういった要望に応えられるものとしてお勧めできています。

大会後のダメージが少ないとか、レースで履いてみたよとのお声も聞けています。

きつくて嫌だったという方はほぼいないですし、マイナスな印象はほとんどない商品です。

 

ーー“長い距離を楽しく走る”を追い求めている鈴木さん。今後その想いの中でCEPに期待する事はなんでしょうか?

【鈴木】そうですね。ウェアリングの一つなので、モチベーションにも繋がると思っています。

期待する点で言うと、デザインや色などと言った部分のバリエーションが増える事を期待しています。

“いつでも履きたい”“身につけたい”アイテムになればいいなと思っています。

ジャパンカラーとか作っていただけたら・・・(笑)

楽しく走る体験を共有できる仲間を増やす為にできる事を

ーー鈴木さんにとって“楽しく走る”とはなんでしょうか。

【鈴木】“ラクに走る”事とはまた違っていて、サロマ湖のウルトラマラソンには今年で28回目の挑戦になりますが、同じ所になんで毎年出るのかと聞かれたら、自分の走力は変わらなくても、同じ場所に同じ時期に行っても、全く異なる環境の中を走る体験ができる事が大きい参加の理由です。

そういう毎回の変化に適応して挑む楽しさがあり、それが好きなんです。

また、その場でしか会えない方や同じ場所を共有する仲間との繋がりを感じられる事。

あとは私の原動力である、「知らない所を自分の足で走りたい」を実現する事がとても楽しいと感じています。

鈴木健司さんインタビュー
 

私はあまり練習をしないのですが・・・走っても月間100㎞くらいで。

でも、大会になると100㎞を走るという・・・。変なひとなんですが。(笑)

体の状態や走力を元に戻す作業しか私はしていなくて、練習をやりすぎてしまって怪我をするリスクもありますし、速くなろうとはしていないので、今までの所まで戻す事を大切にしています。

そうすると、自分の成長を感じて元に戻っていく実感があり、自分の体の変化を感じる事って凄く楽しい事なので、変化を楽しみながら走る楽しさを実感しています。

ですが、故障をしてしまえば元も子もないので、CEP等のアイテムを活用する事で、より快適に楽しく走ることができています。

 

ーーそうなんですね。そういった考え方で走ることに向き合っていらっしゃるんですね。
では最後に、鈴木さんが新たに挑戦したい事や、担っていきたい事はありますでしょうか。

【鈴木】挑戦したい事は、40歳の年になったら挑戦したいと思って申込んだ520kmのレースがあって、その年は抽選で外れてしまって、翌年に出場出来ましたが、510㎞でリタイアしてしまったんです。

6日間GW中ずっと走るレースで、眠くなってしまって、6日目になると1時間に1度幻覚が見えながら走ったレースでしたが、やりたかった事の心残りとしてはあるので、また挑戦できればいいな~と思っています。

「自分の足でどこまでも行く」ことに興味があるので、出た事のない長距離の大会にはもっとチャレンジしたいです!

私は速いランナーではないですが、皆さんからは、長くやっていてすごいよねと言っていただける部分はあり、私の中で好きな事をやっているだけなので、担うほどの事ではないな~と思う点はありますが、ウルトラマラソンを皆さん挑戦したいと思われた時に、私のブログで綴っている完走記を読んで走りたくなったとか、昔NHKのランスマという番組でコーチを担当させていただいた事もあって、サポートタレントの方は無事完走出来て私は途中リタイアという、笑い話になっている事も、サロマ湖ウルトラマラソンが人気になったきっかけでもあったので、誰かが挑戦したいところの後押しを担えたらいいなと思います。

突然知らない関西のおばちゃんから、あんたテレビに出てたでしょ!とか声をかけてもらったり、レースですれ違う方からブログ見てます!と声をかけてもらう事も多くて、そうやって自分が続けている事が何気なく誰かのためになっているのであれば引き続き情報発信を通して、“ウルトラマラソンと言えば鈴木健司”“アートスポーツと言えば鈴木健司”と言ってもらえるようになればいいなと思います。

鈴木健司さんインタビュー
 

鈴木健司さん、ありがとうございました。

   

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ウルトラマラソンランナー 鈴木健司

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ウルトラマラソンランナー アートスポーツ本店店員 鈴木健司

ウルトラマラソンランナー 鈴木健司

アートスポーツ本店店員、ウルトラマラソンランナー
18歳で初めてサロマ湖100㎞ウルトラマラソンに挑戦し、2018年で連続27回出場、23回完走を成し遂げ、現在までウルトラマラソン出場は通算80回を超える。
アートスポーツ本店で日々接客販売員として働きながら、ウルトラマラソンランナーとしても普及活動にも力を入れる。
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