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『コラム』

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ラグスタジアム
2025/02/28

【ラグスタジアム】球速を高める為のトレーニングアプローチについて

皆さんこんにちは!ラグスタジアムトレーナーの北岡です。

今回は球速を高める為のトレーニングアプローチについて解説していきます。

それぞれの弱点に合わせたアプローチを紹介していきますのでぜひ、今後のトレーニングにお役立てください。

どうすれば球速が上がるのか

球速を高める方法は様々ありますが、私は大きく3つの観点に分けてアプローチを考えています。

  1. フィジカル:身体を強く柔らかくする
  2. ムーブメント:力を出す方向とタイミングを効率化する  
  3. メカニクス:自分のボディバランスに適した投球フォームを習得する

フィジカル:身体を強く柔らかくする

まずは一つ目の身体を強く柔らかくするについて解説していきます。

  • 股関節の柔軟性高める
  • 徐脂肪体重を増加させる  
  • 爆発的な筋力発揮

股関節の柔軟性について、ピッチャーはホーム方向に大きく足を開くことで体重移動を行います。

ですので、まず足を簡単に開くことができないとそれだけで体重移動のロスになってしまいます。

そこでぜひ実施していただきたいのが開脚です。 座った状態で足を開き、足先を真上に向けたまま身体を前に倒していきましょう。

反動を付けずに肘を地面につけることができれば合格です。

肘がつかない選手は↓の動画を参考にストレッチを行っていきましょう。 初めは辛く、非常に地道ですが、継続していくことでどんなに身体が硬い選手でも肘がべったりと地面につくようになります。

 

次は徐脂肪体重の増加についてです。 徐脂肪体重とは文字通り脂肪の重さを差し引いた重さのことで、身体の筋肉量を測る指標となります。

1枚目の資料を基に自分の徐脂肪体重を計算し、3枚目で平均値を超えているかチェックしてみましょう。

平均値より徐脂肪体重が低い選手はトレーニングを通じて筋肉量(徐脂肪体重)を増やすことで球速アップが期待できます。

二の腕引き締め
二の腕引き締め
二の腕引き締め
 

最後に爆発的な筋力発揮について解説します。 もちろん全身が爆発的に使えるに越したことはないですが、ピッチングにおいて重要なのが下半身の爆発力です。

ピッチングの体重移動を強く速く行う為には軸足の股関節-伸展、つまり足を伸ばす力が必要です。

その為、足を爆発的に伸ばす=ジャンプ動作を強化することで球速アップが期待できます。

下半身の爆発力を鍛える方法の一つとしてバリスティックトレーニングと言われる挙上速度を意識したトレーニングがあります。

通常のトレーニングでは1:1のスピードで負荷をコントロールしながら上げ下げを行いますが、バリスティックトレーニングでは3:1程度のスピードを意識しながら行います。

3秒かけてゆっくりと下げ、1秒で爆発的に上げるようなイメージです。

このようなトレーニングを行うことで瞬発力が強化され、ジャンプ動作にも転化しやすくなります。

※バリスティックトレーニングは筋肉や関節に強い負担がかかる為、軽い負荷から行いましょう。

ムーブメント:力を出すタイミングや方向を効率化する

2つ目の力を出す方向とタイミングを効率化するについて解説していきます。

投球は物に力を与える運動です。次は先ほどのパートで強化した筋力を使ってロスなく力を伝えるトレーニングを行います。

メディシンボールやチューブバンドで軽い負荷を与えながら力を発揮する方向やタイミングを整えることで球速アップが期待できます。

身体は大きいがバネやスピードがないと言われる選手は積極的に行ってみてください。

またこれらの動きがメインとなるトレーニング、スキルワークは実践に近いグラウンドで実施することをおすすめします。

メカニクス:自分のボディバランスに適した投球フォームを習得する

3つ目、自分のボディバランスに適した投球フォームを習得するについて解説していきます。

投球フォームに関してはこの投げ方が正解!というものはありませんが、私の経験上、これは抑えておきたいというポイントを2つご紹介します。

  1. 前足がついた時にボールを持つ手(トップ)が頭の横にあるか
  2. 真っすぐホームに向かって体重移動できているか

①に関して、どのようなテイクバックをとっても問題はないですが、前足が着地した時点でトップ(ボールが顔の横)の形になるのが理想的です。

二の腕引き締め

この形を毎回、確実に作ることで腕の振り遅れを防止することができ、コントロールの改善に繋がります。また無理に腕を上げてくる必要もないので肩や肘の障害予防にも繋がります。

②に関して、ボールはホームに向かって投げるわけですから真っすぐ投げる方向に踏み込んだ方がロスがなく、ブレも少なくなります。

ダーツをイメージしていただけるとわかりやすいと思います。 ボードに向かって矢を投げるのにクロス方向に腕を振りだしたらコントロールしずらいですよね。

稀にクロスステップやオープンステップで投げる投手もいますが、まずはホームに向かって真っすぐブレることなく踏み出す筋力とフォームを習得してからチャレンジすることをおすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は球速を高めるためのトレーニングアプローチについて解説していきました。

ぜひ今回のコラムを参考にトレーニングを実施、継続してみてください。

 



 

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