『コラム』

- サン・クロレラ
- 2025/08/12
暑さに勝つ!夏バテ予防術
「体がだるい」「疲れがとれない」といった疲労感や倦怠感、食欲不振などの不調は起きていませんか?
高温・多湿の夏の気候により体力を消耗し、必要以上のエネルギーを消費することで夏バテになってしまいます。
簡単に取り入れられる、夏バテ対策をご紹介します!
暑熱順化で「暑さに強いからだづくり」
暑熱順化とは、暑さに体を慣れさせることです。
猛暑で急に体を動かすことは体にとってストレスになります。軽い運動から徐々に始め、発汗や血流がスムーズになり熱を逃がしやすくするからだをつくりましょう。
必要なウォーミングアップを効率よく短めに行うことで体温の上がり過ぎを防ぐことができます。
こまめな水分補給
汗をかくことで失われるナトリウムやカリウムなどを十分に補給するため、水だけでなくスポーツドリンクや麦茶、塩分タブレットなどの併用が効果的です。
ヒトの身体が一度に吸収できる水分量は成人の場合およそ200ml(コップ約1杯分)といわれます。一度にたくさん飲んでも、吸収できず水分が胃に溜まった状態で動くことになります。
「喉が渇く前」にこまめに水分補給をする習慣をつけましょう。

冷たいものは胃腸の働きを低下させる
暑い夏には、アイスなどの冷たい食べ物や冷たい飲み物を多く摂ってしまいます。
しかし、冷たいものの摂りすぎは、胃腸に負担をかけてしまいます。
胃腸の働きが低下すると、食べたものを十分に消化・吸収できず、栄養不足やエネルギー不足を招いてしまいます。
温かいスープや温野菜を取り入れて胃腸にやさしい食事をこころがけることが大切です。
朝食も抜かずに食べる
学生アスリートの場合は夏休みで生活リズムも乱れやすく、朝食を抜いてしまうこともあるでしょう。
実は、朝食を抜くことが夏の疲れを悪化させる要因のひとつと考えられています。
特にアスリートは、朝食で「糖質+たんぱく質」+「ビタミン・ミネラル」そして「水分」をバランスよく摂ることが、理想です。
ご飯、メインのおかず(納豆、焼き鮭など)、きゅうりの浅漬け、味噌汁+牛乳や麦茶 といったバランスの良いメニューが理想的ですが、
朝は時間がない・食欲がないという場合には、おにぎり(鮭・梅など)、ゆで卵またはチーズ、カットフルーツなど簡単に食べられるものでも食べるようにすることが大切です。
食欲が低下しているときにおすすめの食材
夏バテにより、食欲が低下しているときには食欲増進に効果のある「香り」や「酸味」を活用するのがおすすめです。
香りにより、食欲を増進させるのはアリシンという成分です。
アリシンを含む食品・・・にら、玉ねぎ、ネギ、にんにくなどの「香味野菜」
酸味により食欲増進させるのはクエン酸という成分です。
クエン酸を含む食品・・・酢、梅、レモンなど
食欲が低下しているときは、食べやすいもの・食べられるものを摂るようにしましょう。

まとめ
夏は特に体に負担がかかりやすい時期です。気づかないうちに疲れや不調が起きていることも。
食事や水分補給で簡単に取り入れられる夏バテ対策を行い、暑さに負けない体づくりをしましょう。
