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『コラム』

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ラグスタ株式会社
2021/04/04

元DeNAベイスターズ 安斉 雄虎さん【Cittaインタビュー】Vol.3

ドラフト3位で(旧)横浜ベイスターズ(現)DeNAベイスターズの投手でプロ野球界入りを果たした経歴を持つ、安斉雄虎さんにインタビュー。

最終回Vol.3では、野球選手人生に区切りをつけ、第二の人生を歩む選択をした安斉さんの今、そして今後描くビジョンを伺います。

元DeNAベイスターズ 安斉 雄虎さん Citta独占インタビュー

第二の人生への選択に迷いはなかった。安斉さんにしか伝えられないコト。

 

ーー野球選手を引退後、さまざまな選択肢がある中、第二の人生の選択に迷いはなかったですか?

【安斉雄虎さん(以下敬称略)】 引退後、勉強して留学しようとか、1年ぐらいゆっくりしようかなとも思いましたが、私の性格上すぐに 社会に出た方が良いと思ったという事もあり、迷いなく働きに出ようと思いました。(笑)

何社かご紹介頂きましたが、その中にスポーツオーソリティ(株式会社メガスポーツ)があり、業務内容もプロ アスリートとして私が今までやってきた野球に直接関わる接客ができること、子供たちに野球を伝える機会 もあり、1番魅力に感じ入社を決めました。ほぼ即決でしたね!

 

『やる側から教える側』へ立ち位置の変化。

 

ーー『人に教える・伝える』という面で苦労したことや、嬉しかったことはありますか?

【安斉】難しいと感じる事がたくさんありました。

野球教室もプロ野球選手の時は“教える”コトより“触れ合う”コトがメインでした。

ですがオーソリティの野球教室は、実際に“教える”コトがメインになり、中学生や高校生だと言葉で説明してある程度理解をすぐしてもらえますが、小学生に教える場合はすんなりとはいかず、伝えたいコトを理解 してもらう為にどうやって伝えたらいいか、伝え方の工夫が難しかったですね。

ーー例えばどんな感じで伝えていましたか?

【安斉】バットを握る動作を説明するときの例えとしては、

「卵を握ると割れるよね?それぐらいの力で握って構えてね」という感じで小学生でもイメージしやすいも のに例えて伝えることを意識していました。

嬉しかったことを挙げると・・・

勤務していた2店舗ともそうでしたが、一度接客をしたお客様が何度も私を指名で道具を選びにお店に 足を運んでくださったり、野球教室でも何度も参加してくれる子がいたりと、多くの方に頼って頂けたことは 本当に嬉しかったですね!

ーーなるほど!モノだけではなく、コトの提供を通してお客様の心を掴んでいらっしゃったんですね! すごくやりがいを持ってお仕事をされていたんだな~というのが伝わります!

では、現職の体育館でのお勤めの中で、今までの経験が活きていると思う点を教えてください。

【安斉】 私が入職してからできるようになった事として、市のスポーツ振興の一環で横浜DeNAベイスターズの現役選手を呼んで野球教室を企画して開催をしました。

それは、在籍をしていた経験と繋がりがあったか ら実現できたことだなと実感します。

 

地元、座間市を盛り上げたい!その気持ち一心に安斉さんは活動を続けている。

 

ーー野球教室を開催する活動を通して安斉さんが伝えたいコトを教えてください。

【安斉】現役の野球選手と関わることって私たちの時にはなかったし、現役選手から教えてもらえる野球教室も なかったので、そういう場を作ってあげたいっていう気持ちが1番にありました。

少しでも地元で野球をやる子達が野球を好きになるきっかけになったり、技術のスキルを吸収してもらう機 会になって、市内の6チームのレベルが上がる後押しになればと思って活動しています。

また座間市からプロ野球選手が出てほしいという目標が個人的にはありますね! 座間市の野球がもっと発展していって欲しいなと願います!

実際に野球教室に参加した生徒が、その後目の色変えて練習に打ち込んでいると顧問の先生から聞く事もあって、少しは役に立てているんだなと感じることが出来て嬉しいですね!

ーー安斉さんは野球を通してだけではなく、市内を綺麗にする活動で座間市の活性化に貢献されていますよね?

【安斉】はい!私が代表となって「クリネクトざま」という市民団体を立ち上げました!

立上げのきっかけは、野球人生を終えて久しぶりに地元に帰って駅前を通った時、以前よりも錆びれた な・・・と、寂しさを感じたんです。

市を明るくする為にはまず綺麗じゃないと!という思いで団体を立ち上げました。

「クリネクトざま」は「クリーン」と「コネクト」を掛け合わせて考えた名前で、市内を綺麗(クリーン)にすることと 繋がる(コネクト)ことをコンセプトに、月に1回、駅前のゴミ拾いを毎回参加者を募って活動しています。

ゴミ拾いをするようになってからは本当にゴミが少なくなったなぁと感じます。

参加して下さる方も毎回 10 名以上で、中学生とか若い方にも少しずつ参加してもらえる様になってきま したし、ゴミ拾いをしながら街の方々と挨拶やコミュニケーションを取る事も出来ているので、少しずつ目的 は果たせてきているかなと感じますね!

ーー座間市愛を感じます!素晴らしい活動ですね!!

そういった活動を通して今後安斉さんが描くビジョンはありあますか?

【安斉】今後やりたい事としては、「クリネクトざま」の輪がもっと広がって、市内 3 つの駅ごとにグループが出来て ゴミ拾いの活動をやりたいですね!

もっともっと若い方の力で団体が大きくなっていく事を期待していますし、 一つのコミュニティの場になればと思っています。

ーー「運動・スポーツ」にどんな可能性を感じますか?

【安斉】人生100年時代と言われている中で、これまで以上に運動・各競技スポーツが健康寿命を延ばす ことに必要になると感じています!

ーーでは、これから運動やスポーツを始めたいという方に向けてメッセージをお願いします!!

【安斉】運動を始めたいと思っている方はまず、自分ができる範囲から始めてみて欲しいなと思います。 誰かと比べて始めから自分の中で高い目標を立ててしまうとそれが大きな壁になって1歩が出しにくくなってしまうと思います。

なので、少しずつ、ちょっとずつ、小さな目標を達成していく始め方の方が楽しく続けられるし、続ける事 でその度成果を実感出来てより運動を楽しめるし、結果それが健康に繋がると思っています。

競技スポーツをしたい主にお子さんに向けてになりますが、まずはそのスポーツを好きになって楽しむことが大事だと思います。いろいろなスポーツに興味を持ってチャレンジするのもオススメです!

やってみてわかる事、感じる事が必ずあると思うので、1つの種目に固まる必要はないですし、可能な限りいろんなことにチャレンジして、好きを見つけて欲しいなと思います。

ーーそれでは最後に、プロ野球選手を夢見る子どもたちにメッセージをお願いします!!

【安斉】とにかく、自分ができることを続けることが大切だと思います!

誰かがやっているからやる・・・やらないと!ではなくて、自分に必要な事はこれだからこれは必ずやろう!と 決めてそれをやり続けられることがとても大切だと思うし、それは必ず結果に繋がると私は身を持って伝えたいです!

自分で決めた事をやり続ける事で自分の中での意思も強くなって、それが必ず行動に表れてくると思っています。どんなに小さなことでも、まずは自分が続けられる範囲から始めることですね!

自分意思を貫いて、想いを持って野球に打ち込んで欲しいと思います!応援しています!

インタビューを通して安斉さんの優しいお人柄と、野球に対しての情熱、想いの強さを感じる事が出来ました。
安斉さんのこれからのご活躍も Citta は追いかけていきたいと思います!
お楽しみに!


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