『コラム』
- LifeConnect代表 根岸裕
- 2021/04/28
積極的休養が在宅ワーク疲れを解消する
自粛生活で、お家時間が増えるとストレスは溜まる一方です。そんな中、日本人の運動不足を決定づけるデータがあるのでご紹介します。
(Bauman et al,Am J Prev Med,2011より引用)
世界20ヵ国の成人が、平日に座って過ごす時間を調査した結果です。なんと、日本人は世界で一番座っている時間が長い国だったのです!このデータを見てから、私は電車では座らないと心に誓いました(笑)。
長時間の同一姿勢は身体の循環を滞らせる
エコノミー症候群という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。長時間のフライトで、足の静脈に血栓ができる症状です。
同じ姿勢を続けると、筋肉の働きが減少し身体の循環は滞るのです。関節の運動回数が減ることで、身体は強張り柔軟性も低下します。
柔軟性が低下すると動きたくない気持ちになり悪循環に陥るのです。では、強張った身体を回復するにはどうすれば良いでしょうか?
アクティブレストで休み方を改革
答えはシンプルで、適度な運動をして身体の循環を改善することです。
これを、積極的休養「アクティブレスト」と言います。
スポーツ界では以前から取り入れていますが、意外と知らない方が多いのです。では、具体的にどの様な運動をすれば良いのでしょうか?元アスリートの友人2人に、選手時代の休日の過ごし方を聞いてみました。
【元プロ野球投手】
- バイク有酸素運動
- ミストサウナ
- ストレッチ、チューブエクササイズ
- ショッピング
【元元競歩オリンピアン】
- 軽めの競歩、ジョグ、散歩
- 温泉、交代浴
- カラオケ
- 観光、ショッピング
2人の共通点は、有酸素運動や入浴などで身体の循環を改善し、外出で気分転換をしていることです。循環が改善されると疲労物質は除去され、気分転換で自律神経も整います。
1人で運動を続けることは難しい
確かに運動が大切なことは分かるけど、1人で続けるのは難しい。ジョギングや筋トレを始めても、3か月続けるのが精いっぱいです。
運動を始めてみたら、身体に痛みが出て辛くなった経験はありませんか?その理由は、運動前に身体をニュートラルに整えることを怠ったからです。
そんな方に知って欲しいのが、身体を整えるコンディショニングです。
まずは身体をニュートラルに
コンディショニングとは、効率良く運動するために体調を整えることです。化粧や髭剃り前に肌を整える作業をしますよね?
Myselfのプライベートコンディショニングでは、動きの基本である呼吸状態のチェックから始めます。
そして、呼吸筋のストレッチと適切な関節運動パターンで身体を動かし、全身の可動域を広げていきます。
体験された方は「身体が軽くなる」や「動きやすい」とご感想を頂きます。姿勢や動きのクセをチェックして、ゆっくり身体を動かしてみませんか?