『コラム』
- Citta
- 2024/07/10
もし部活中に熱中症になってしまったらどうすればいい?
異常な猛暑でバテ気味の方も多いのではないでしょうか。
夏になると部活中、特に注意しなくていけないのが「熱中症」です。
熱中症は、体調がおかしいと感じたら早めに正しく対応を行わないと、死亡事故に繋がってしまうケースも少なくありません。
そこで、選手自身や指導に携わっている方は、正しい熱中症の予防・応急処置を知り、いざというときにしっかり対応出来るよう準備していくことが重要です。
今回は、熱中症のメカニズム、対処方法、予防について紹介していきます!
熱中症のメカニズムと種類
暑いところにいると、体内に熱が発生します。通常、発汗などで体内の熱を下げようとしますが、体温が上がりすぎてしまうと熱を外に逃しにくくなります。
熱が体内にこもってしまうことで不調を引き起こすことを「熱中症」と言います。
熱中症には、大きく3つのレベルに分かれて症状が異なってきます。
Ⅰ度:熱失神・熱けいれん
めまいが起こり、手足がつりやすくなります。
Ⅱ度:熱疲労
全身に倦怠感があり、嘔吐や頭痛、集中力の低下といった症状が現れます。
Ⅲ度:熱射病
体温が高くなり、意識が曖昧になります。また、呼びかけへの反応が鈍くなり言葉がうまく話せなくなり、かなり危険な状態です。
上記の症状があった場合は、早急に応急処置を行いましょう。
熱中症になった時の対処法
上記の症状が見られた場合、症状別の応急処置を紹介します。
1:熱失神・熱けいれんが起こった場合
- 風通しの良いところに移動しましょう
- 身体を冷やしましょう。(太い血管のある首・脇の下・足の付け根を冷やしましょう)
- 冷たいドリンク(ナトリウムや塩分を含むもの)を飲み、体内の熱を下げましょう
2:熱疲労・熱射病が起こった場合
- 熱失神・熱けいれんと同じように涼しい場所に移動させ、洋服のボタンやベルトを外します
- 自力で水が飲めない、汗がでない状態だった場合はすぐに救急車を呼びましょう。救急車が車では、身体の温度を下げるため、氷で冷やしたり、霧吹きなどで身体に水をかけたりしましょう。明らかにいつもと違うと感じたら、躊躇せずに救急車を呼びましょう
熱中症になる前に予防をしよう!
まずは、こまめに水分をとりましょう。
特に気温が暑く、湿度も高い日はいつもより多く水分を取るように気をつけるようにしましょう。
体育館、外の気温や湿度のチェックを行い練習の時間を考えることも大切です。
また、普段の体調管理も重要です。睡眠をしっかり取り、食事もバランスの良い食事を心がけましょう。
熱中症予防の食事については以下のコラムを参考にしてみてください!
まとめ
熱中症は、そのままにしておくと命に関わる症状です。
早めの対応と予防をしっかりと行うことで防ぐことが出来ます。もし熱中症になってしまった場合は、慌てずに上記の対応を行いましょう!
1人で対応せず、近くに人がいたら、協力して対応を行うようにしましょう!