『コラム』
- ラグスタ株式会社
- 2021/09/17
ノジマ相模原ライズトレーナー直伝! アメリカンフットボール選手オススメウォーミングアップその2
アメリカンフットボールXリーグの1部に所属するノジマ相模原ライズで、ヘッドストレングス&コンディショニングコーチを務める渡部トレーナーより、実際に選手が実施しているウォーミングアップを教えていただきました!
限られた時間の中で、カラダを動きやすい状態にすることは練習を充実させる為、怪我予防にも重要なものです。
今回は前回(その1)に引き続きウォーミングアップ後半、下半身を中心にしたダイナミックストレッチを紹介していきます。
前回のコラムをご覧になっていない方はこちらからまずご覧ください!
⇒ノジマ相模原ライズトレーナー直伝! アメリカンフットボール選手オススメウォーミングアップその1
是非皆さんも参考に、普段のウォーミングアップに取り入れてみてください。
ダイナミックストレッチとは
ダイナミックストレッチとは、スタティックストレッチとは異なり、カラダを大きく動かしながら、よりカラダを動かしやすいように関節の可動域を広げていくストレッチの事を指します。
スタテックストレッチに比べ、大きな動きを伴うので、心拍数や体温を上げることにも繋がり、より練習に入りやすい状態にカラダを整えていきます。
股関節周りのストレッチ
片足の膝を両手で掴んで胸に向かって引き上げ、股関節周りを伸ばしていく。
前方に進みながら左右交互に動作をおこなっていく。
ももの前側ストレッチ
片方の足首もしくはつま先を同側の手で掴んで、お尻に向かって引きながら上に伸び、ももの前側を伸ばしていく。
前方に進みながら左右交互に動作をおこなっていく。
お尻周りのストレッチ
両手で片足の足首と足を持って、スネが水平になるように姿勢を取り、胸に向かって引き上げてお尻周りを伸ばす。
前方に進みながら交互に動作をおこなっていく。
股関節の前側ストレッチ
片足を大きく一歩前に踏み出して、後ろの膝を地面に近づけながら上体をひねって、股関節の前側を伸ばす。
前方に進みながら左右交互に動作をおこなっていく。
ももの裏側ストレッチ
後ろ向きの状態で、片足を上げながら両手で地面に付いている足のつま先を触り、ももの裏側を伸ばす。
後ろ向きのまま交互に動作をおこないながら進んでいく。
※地面に付いている足の膝は出来る限り伸ばしてつま先を触りましょう。
股関節の内側ストレッチ
横を向き、横に向かって大きく片足を一歩踏み出してお尻を地面に近づけ、股関節の内側を伸ばす。
左右交互に行いながら横に進んでいく。
股関節の前側と内側・上半身のストレッチ
片足を大きく前に一歩踏み出して、踏み出した足と同側の肘を靴のふちに付けてから、大きくカラダを開き、股関節の前側から内側と上半身を伸ばす。
前方に進みながら左右交互に動作をおこなっていく。
キック (ももの裏側ストレッチ)
片足を大きく上に蹴り上げながら、ももの裏側ハムストリングスをより強く伸ばしていく。
前方に進みながら左右交互に動作をおこなっていく。
※蹴り上げた際に、カラダが後ろに倒れないように上体を保つ。
以上がウォーミングアップアップ前半のダイナミックストレッチの紹介です。
ダイナミックストレッチのポイント
ダイナミックストレッチをおこなう際は、以下の事を意識しておこないましょう!
①自分の動かせる範囲で大きく動作をおこなう事
②徐々に大きな動きにしていく事
※急激に動かすとケガに繋がる危険がある為
③一回一回の動作を正確におこなう事
④テンポよくおこなう事
ストレッチの効果を感じる為に大切なことで、ご自身のその日の調子を把握する事にも繋がります!
次回はウォーミングアップ後半、より速い動きを取り入れたダイナミックストレッチをご紹介します。
より競技動作に近づけたウォーミングアップです。
お楽しみに!