『コラム』
- 有限会社ゴルフハウス湘南
- 2022/08/22
ゴルフの健康効果②~ゴルフは骨を丈夫にする~
現在人は電化製品や交通機関の発達で生活が便利になり、運動不足に陥っています。
更にコロナでリモートワークをする人が増え、運動不足に拍車がかかっています。
テレワークで自宅からほとんど動かずに仕事をしている人は、ぜひ休みの日にはゴルフを楽しんでください。
何故なら、ゴルフには人を健康にする要素がたくさんあるからです。
ゴルフの健康効果を考えるシリーズの第2弾。
今回は、骨粗しょう症予防につながる「骨の強化」についてお伝えいたします。
コースに出ると体調が良くなる?
私(小森)はゴルフの指導者と経営者の二足のわらじを履いています。
本来は経営に専念すべきなのでしょうが、私のレッスンを楽しみにきてくださる方のため、そして経営をしながらもレッスンの現場には常に携わっておきたいという思いから、二足のわらじを履き続けています。
ですから、健康には人一倍気を付けているつもりです。
責任ある立場であることは勿論、弊社の運営するゴルフスクールは「健康」を売りにしています。
ゴルフを通じてより多くの人々に、健康で豊かな生活を送っていただくことをミッションとしています。
その主管である私が不健康でいるわけにはいきませんから・・・
とはいうものの、忙しさのあまり不健康な生活をしてしまう時があります。
食事の時間が就寝時間の間際になってしまったり、睡眠時間が5時間を切ってしまったりです。
やはりそのような状況が続くと、体調はすぐれず、物事に集中力できなかったり、アイデアが浮かばなかったりと、仕事のパフォーマンスは低下しています。
レッスンの質も下がっているかも知れません。
その一方で、身体の調子がすこぶる良く、物事にも集中でき、新しいアイデアがどんどん湧きでてくる、パフォーマンスの高いときがあります。
それはコースにでた日の翌日から数日間です。
私はこのところ、プライベートのゴルフには殆ど行けていないのですが、お客様をお連れしてのコースレッスンには、月2回ほど帯同しています。
このコースレッスンでは、初心者の方にはラフや傾斜地など、練習場ではなかなか経験できない実地でのさまざまな状況を経験いただきます。
中上級者の方には、上達の障壁となっている要因を見つけ、さらなるステップアップを図ることに主眼を置いてラウンドしていただきます。
では、なぜコースにでた後は体調がよいのでしょうか・・?
明確な理由は分かりませんが、コースにでることにより、普段より多く歩いたことが、好調要因の一つのように私は思います。
歩くことがどれだけ身体に良いのかは、前回のコラムをお読みください。
⇒ゴルフの健康効果①~たくさん歩いて健康増進~
ゴルフで骨粗しょう症予防を
ゴルフの健康づくりの効能は「歩く」だけではありません。
ゴルフは骨を丈夫にし、骨粗しょう症予防にも効果的なスポーツです。
何故なら、ゴルフは適度に日光を浴びるからです。
骨を強化するには、カルシウムが必要であることは多くの方がご存じだと思います。
しかし、単にカルシウムが多く含まれている食材を摂れば良いというものではありません。
なぜなら、摂取したカルシウムを骨が吸収するには、活性化されたビタミンDが必要だからです。
そして、ビタミンDを活性化させるのに必要なことが「紫外線を浴びる」ことなのです。
ビタミンDの約90%が、紫外線B波のエネルギーを皮膚が吸収することで生成されるそうです。
ですから、紫外線を浴びなければビタミンDが活性化されず、どんなにカルシウムを摂取しても骨がカルシウムを吸収できず、その結果、骨はスカスカに、そしてどんどん弱くなってしまうのです。
また、骨は衝撃を与えると強くなることが分かっています。
自分の脚でコースを歩くことで、地面から下肢の関節に適度な衝撃を受けます。
そのことで下肢の骨が強化されていくのです。
ですから、ラウンドのときは出来るだけカートには乗らず、自身の脚で歩くことよう努めてください。
しかしながら注意点があります。
紫外線を浴びすぎると、シミなどお肌に悪影響をお呼びしますし、目の老化や白内障の原因にもなります。
帽子やサングラスを着用するなど、紫外線を過度に浴び過ぎないよう、対策は抜かりなく行ってください。
また、出来るだけカートには乗らず、自分の脚で歩きましょうとはいえ、猛暑日や酷暑日のラウンドは別です。
健康のためといって無理して歩き、熱中症で倒れては本末転倒です。
このような日は極力カートに乗り、体力を温存したラウンドを心掛けましょう。
ゴルフフィットネスによる下肢の強化トレーニング
今回は、下肢の筋力アップと骨の強化に効果的なトレーニングを紹介します。
これまでのコラムでも紹介してきた運動プログラム「ゴルフフィットネス」のひとつ、「パワーバランス運動」の応用編です。
パワーバランスという運動補助器具を使いますが、お持ちでない方は太めのロープや長めのスポーツタオルの端を結んだモノなどで代用してください。
【パワーバランス運動/足踏み】
もも上げしながらパワーバランスを左右に振ります。
右に振るときは右太ももを、左に振るときは左太ももを上げます。
身体のねじれを意識すると効果的です。
※腹筋を使い、骨盤の中心(仙骨)の安定を意識しながら振りましょう。
体力的に余裕のある人は膝を高く上げるとより効果的です。
これは1分程度から始め、少しずつ増やしていきましょう。
ゴルフフィットネスのパワーバランス運動は、体を捻転させるストレッチと体幹や下肢の筋トレ、そして呼吸を伴うリズミカルな有酸素運動の3つを同時に行います。
更にこの足踏み運動は、床をリズミカルに踏むことで骨に振動を与えるため、下肢の骨の強化にはとても効果的です。
最初は少々キツイかも知れませんが、毎日少しずつ継続してみましょう。
次回のコラムもお楽しみに・・・。