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『コラム』

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有限会社ゴルフハウス湘南
2023/01/09

18ホール回っても「疲れ知らず」のゴルフの仕方

18ホール回っても「疲れ知らず」のゴルフの仕方
 

新年あけましておめでとうございます!2023年最初のゴルフコラムです。

今年は3年ぶりにコロナ禍による行動制限のない年末年始を迎えたため、アクティブに過ごされた方も多かったのではないでしょうか。

そしてそろそろ、年末年始の疲れがドッと出ている頃ではないかと思います。

今回のゴルフコラムのテーマは「疲れ知らず」です。

年末年始の疲れを解消するヒントにもなるかと思います。

是非最後までお読みください。

「思考と感覚のズレ」が起こす悲劇

ゴルフの上達は「心・技・体」を“三位一体”で向上させなければなりません。

動きやすいカラダや、スムーズに動かせるカラダがなければ、ベストスイングは叶いません。

また習得したスイングを、どんな状況でも発揮できるようにするには、それ相応のメンタリティが求められます。

特にカラダは最も重要なファクターです。

ですから「心・技・体」ではなく「体・心・技」だと私は思います。

どんなに良いスイング技術を習得していても、ラウンドを通してそれを発揮できるだけの体力が伴っていなければ、ラウンドの後半、飛距離が落ちたり、ショットがブレたりするリスクが高まります。

18ホール回っても「疲れ知らず」のゴルフの仕方
 

集中力といったメンタル的な要素も、体力あってのものです。

疲れてヘトヘトになった状態では、決して集中力は発揮できません。

「よし寄せよう!」「カップにねじ込もう!」といった前向きな気持ちも、疲れた状態ではままなりません。

 

「疲れたら軽く振れば良い」
「1番手大きいクラブで攻めれば大丈夫さ」

このようにお考えの方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、これがなかなか難しいのです。

何故なら、人間には「思考と感覚のズレ」が存在するからです。

 

誰でもそうですが、調子の良い状態がいつも続くことはありません。

むしろ調子の良い状態は稀であると考える方が無難です。

これはプロでも同じです。

しかし人間は、とても都合のいい生き物です。

大概の場合、人は調子の良いときの記憶しか残っていないのです。

「疲れてきたから軽く振ろう」と思っても、いざアドレスに入るといつものスイングをしてしまい、バランスを崩してミスショット。

これは「思考と感覚のズレ」によって起こります。

「こうしよう」という思考に対し、「そうは出来ない」という現実を感覚として認知できない状態、これが「思考と感覚のズレ」です。

 

子供の運動会で派手に転ぶお父さんは、速く走れた若い頃の記憶しか残っておらず、今は加齢と中年太りでそのようには走れないという現実を認知できず、脚がもつれて転んでしまうのです。

18ホール回っても「疲れ知らず」のゴルフの仕方
 

正にこれが「思考と感覚のズレ」によって起こる悲劇?です。

 

「思考と感覚のズレ」を少しでも抑えるには、ラウンドの後半でもパフォーマンスが落ちない体力を培うしかありません。

つまりゴルフの上達には、18ホール回っても“疲れ知らずのカラダ”を獲得し、18ホール回っても“疲れにくいゴルフの仕方”を学ぶことが大切なのです。

疲れ知らずのカラダとは?

「18ホール回っても疲れ知らずのゴルフ」を実践するにあたり、“疲れ”とは何かを学んでおきましょう。

疲れの原因は、主に運動によってエネルギーを作るために必要なビタミンB1等が多く消耗されてしまったこと。

そして筋肉に、疲労物質「乳酸」が溜まることで起こります。

そして疲れを“感じる”とは、カラダがあなたに「無理がかかっていますよ」と知らせる警告サインです。

車のガソリンが残りわずかになったときに点灯するエンプティランプ、はたまたウルトラマンのカラータイマーのようなものです。

エンプティランプが点灯したら、速やかに給油するのと同じで、疲れを感じたら、速やかに休息をとることが望ましいです。

ウルトラマンもカラータイマーが点滅し、ヤバくなったらシュワッチといって何処かに飛んで行き、ハヤタ隊員に戻ってしまいます。

しかしゴルフの場合、疲れたからといってラウンドを中断し、何処かに飛んで行くわけにはいきません(笑)。

故に“疲れ知らずのカラダ”を獲得することと、そして“疲れにくいゴルフの仕方”を心がけることが大切なのです。

 

“疲れ知らずのカラダ”とは、身体バランスが整った、姿勢の良いカラダとイコールです。

姿勢が悪いと、重い頭を支えるために常にどこかの筋肉を緊張させていなければならず、カラダに余計な負担がかかり、疲れやすくなってしまうのです。

その“疲れ知らずのカラダ”を獲得するための、お勧めのトレーニングが「ゴルフフィットネス」です。

ゴルフフィットネスは、くカラダを活性化し、身体バランスを整えることができます。

スタート前に15~20分かけてしっかり行ってください。

冬場でもうっすら汗ばむ程度に行うことがポイントです。

姿勢の重要性やゴルフフィットネスについては、過去のコラム(※)で詳しく解説しています。
是非お読みください。

※2022年10月24日公開コラム
⇒「ゴルフの上達と健康増進を図る身体能力ABCとは?」

疲れ知らずの朝食メニュー

続いて“疲れにくいゴルフの仕方”についてです

ポイントは、「睡眠」「食事」、そして「ストレスフリー」です。

まず睡眠ですが、ゴルフ前夜は最低でも6時間、できれば7時間半の質の良い睡眠を心がけてください。

レム睡眠~ノンレム睡眠の周期が約90分ですので(個人差あり)、90分の倍数が理想的です。

また就寝前の飲酒は、レム睡眠ノンレム睡眠の周期を狂わせ、睡眠の質を低下させるので控えましょう。

 

続いて食事ですが、ゴルフ当日は必ず朝食をとりましょう。

ゴルフは朝が早いからと朝食を抜く人が多いようですが、朝食抜きはエネルギー不足と脱水という2つの問題が生じます。

ゴルフは一日中外を歩き回ってプレーをしますので、相応のエネルギー消費があります。

エネルギー不足では到底「疲れ知らずのゴルフ」は実践できません。

朝食で摂取したい栄養素は、脂肪や糖質、乳酸を分解してエネルギーを生成する「ビタミンB2」と、糖質、たんぱく質を分解する「ナイアシン」、そして疲労を回復し、血をサラサラにする「クエン酸」です。

この3つを摂取すると、クエン酸サイクルという体内でのエネルギー生成工場が活発に働き、疲れにくくなります。

具体的な食材は、ビタミンB2は、豆類、卵、乳製品、葉菜類など。

ナイアシンは、肉、魚、タラコなど。クエン酸は、梅干し、柑橘類、トマトなどです。

和食の場合、焼き魚に納豆と梅干し。

洋食ではハムエッグにトマトを添えたサラダなど、朝食の定番メニューはこれらの栄養素がバッチリ押さえられていますので、朝からしっかり食べてください。

18ホール回っても「疲れ知らず」のゴルフの仕方
 

またラウンドのハーフターンでの昼食時にビールを飲むのは禁物です。

アルコールは体内で分解される際、ビタミンB2を使います。

ビタミンB2は先述の通り、糖質や乳酸を分解してエネルギーを生成します。

そのビタミンB2が、アルコールの分解に使われてしまうとエネルギーが生み出せず、疲れやすくなるのです。

更にアルコールには利尿作用があり、脱水を促進するので、特に夏場は要注意です。

ビールはプレーの後の楽しみに取っておきましょう。

ストレスフリーゴルフのすすめ

ストレスフリー(Stress Free)ゴルフとは、カラダにもココロにもストレス(負担)をかけないプレースタイルです。

ゴルフスイングは本来、カラダにもココロにも負担をかけず、無理なく自然に行う運動です。

無理やりカラダを捻じったり、無理に腕を伸ばしたりして行うモノではありません。

このようなスイングを18ホール通して行うと、やはり疲れてしまいます。

ゴルフスイングはもっと自然であるべきです。

また次のようなゴルフも精神的に疲れてしまうのでどうかと思います。

  • あれこれフォームのチェックばかりしている
  • ミスする度に落ち込み、悩む
  • 他人の目や体裁を気にしてしまう
  • スコアに拘りすぎて楽しめない etc
 

多くの人はゴルフを趣味で楽しんでいることでしょう。

週末をゴルフで心身共にリフレッシュし、月曜日からはまた仕事をバリバリこなす。

そんな人が多いと思います。

ところがゴルフで心身共にヘトヘトになり、翌日にもダメージが残るようでは、仕事にも悪影響が出てしまいます。

これでは本末転倒です。

 

18ホール回っても“疲れ知らずのカラダ”を獲得し、“疲れにくいゴルフの仕方”を実践し、ゴルフを楽しみましょう。

18ホール回っても「疲れ知らず」のゴルフの仕方
 

そして普段はバリバリ仕事をして生産性を高め、日本を元気にして欲しいと思います。

次回もお楽しみに。

 

sunmed


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