『コラム』
- 有限会社ゴルフハウス湘南
- 2022/12/28
「ゴルフで痩せる!」ゴルフとダイエットとの関係
師走ですね。この時季は何かと慌ただしくなりますが、いかがお過ごしでしょうか。
早いもので来週はもうお正月です。
お正月はついつい食べ過ぎてしまい、体重計に乗るのが怖い!という方も多いかと思います。
そこで、今回のゴルフコラムはダイエットについてお話しします。
エッ!ゴルフのコラムでダイエット?何故って思われる方も多いかと思います。
ゴルフの上達とダイエット。
一見何の関係もないようですが、実は関係ありありなのです。
今回は、「ゴルフで痩せる」をテーマにゴルフの上達とダイエットについてお話します。
忘れちゃいけない姿勢の重要性
何度も言うようですが、ゴルフの上達はスイング技術ばかりを追い求めても片手落ち。
「心技体」を“三位一体”で向上させる必要があります。
心技体とは、「心(メンタル/Mental)」と「体(フィジカル/Physical)」、そして「技(テクニカル/Technical)」です。
練習場でフォームをチェックし、スイング技術を磨こうとしても、メンタルやフィジカルを磨くことを疎かにしては、上達はままなりません。
特にフィジカルは重要です。
メンタリティも、高いスイング技術も、フィジカルという土台があってこそ成り立つというものです。
「分かっちゃいるけど出来ない」「思うように体が動かせない」という人は、フィジカルに問題があり、動かしやすいカラダが獲得できていない人です。
「よし!開眼した!」と思っても直ぐ元の木阿弥に戻ってしまう人も同様で、動きやすいカラダが維持できていない人です。
ゴルフに必要なフィジカルは、“身体能力のABC”を最大限に向上し、発揮できるカラダです。
身体能力のABCとは、動きやすい柔軟なカラダ(Activation)、身体バランス(Balance)が整ったカラダ、そして思い通りにスムーズに動かせる連動性(Coordination)の高いカラダです。
これらを向上させれば、飛距離が伸び、ショットが安定するだけでなく、滑らかで美しいスイングが獲得できます。
そして、この身体能力のABCを向上させるには、軸とコアが整った「正しい姿勢」が不可欠なのです。
※詳しくは、こちらのCittaコラム(2022年10月24日公開)をお読みください。
⇒「ゴルフの上達と健康増進を図る身体能力ABCとは?」
姿勢が悪いと太りやすくなる
では、姿勢が悪いとどうなるのでしょうか?
人間の体は、宇宙旅行でもしない限り、常に地球の重力下にさらされています。
そして人間は、他の動物と違って「頭(脳)」が非常に大きくて重たいという特徴を持っています。
この人間の頭、いったいどれぐらいの重さがあるかご存じでしょうか?
人間の頭の重さは、大体体重の8分の1から10分の1ぐらいです。
体重60㎏の人でしたら、頭の重さは6~8㎏ぐらい。
ボーリングのボールは6㎏(12~13ポンド)ぐらいですから、それと同じぐらいの重さがあります。
ということは、常にボーリングのボールを首の上に乗せて生活しているようなものなのです。
姿勢が良い人は、頭の重さが体の中心軸に対して真っ直ぐかかるため、楽に頭を支えられます。
一方、姿勢が悪い人は、頭が体の軸からずれているので、重い頭を支えるために常にどこかの筋肉を緊張させていなければなりません。
それが体に大きな負担となり、身体能力が低下してしまうのです。
姿勢が悪いことによる影響は、それだけではありません。
身体バランスが崩れると、人間は贅肉を付けて重力に対してバランスを保とうとします。
ですから、姿勢が悪いと「贅肉が付きやすくなる」のです。
しかも、脂肪を燃焼させる働きを担うのは「成長ホルモン」です。
成長ホルモンは運動によって分泌が促されます。
姿勢が悪いと運動がしづらくなり、成長ホルモンが分泌されにくくなります。
そうなると脂肪を燃焼できず、体に蓄積されて、どんどん太ってしまうのです。
ゴルフの上達もダイエットも共に、「正しい姿勢の獲得」がとても大切であることを是非、ご理解いただければと思います。
ゴルフフィットネスによる飛距離アップ&ダイエットプログラム
成長ホルモンが脂肪を燃焼させることは先述の通りですが、同時に成長ホルモンは、骨や筋肉を生成する大きな役割があります。
文字通り「成長」を促すホルモンです。
運動は大きく分けて2種類あります。
短距離走や筋トレのような「無酸素運動」(Anaerobic exercise)と、長距離走やエアロビクスのような「有酸素運動」(Aerobic exercise)です。
無酸素運動は、筋肉内のグリコーゲン(糖質)がエネルギー源となり、基礎代謝量を増やしたり筋肉を鍛えたりする役割を担います。
そして運動後に成長ホルモンの分泌が促進されます。
一方の有酸素運動は、体脂肪と酸素がエネルギー源で、分泌された成長ホルモンで脂肪を燃焼させます。
つまり、無酸素運動で分泌された成長ホルモンによって筋肉が鍛えられ、かつ有酸素運動時にその成長ホルモンによって脂肪が燃焼されます。
よって無酸素運動と有酸素運動を交互に繰り返せば、成長ホルモン分泌→筋力強化→脂肪燃焼・・が循環し、運動効果が倍増するわけです。
余談ですが、カーブス等で行われているサーキットトレーニングは、正にこの無酸素運動と有酸素運動を交互に繰り返すトレーニングです。
カーブスでのトレーニングがダイエットに効果的なのはこのためです。
今回は一人でできるサーキットトレーニング、「ゴルフフィットネス」による飛距離アップとダイエットのための運動プログラムを紹介します。
「ゴルフフィットネス」は、私が主管するゴルフフクールで取り入れている、ゴルフの上達と健康の維持増進のための運動プログラムです。
特徴は、ゴムホースのようなトレーニング器具「パワーバランス」や、ゴムチューブのような「楽体(らくだ)」といった運動補助器具を使うことです。
今回は、パワーバランスを使って行います。
※ゴルフフィットネスやパワーバランスに関しては、過去公開のCittaコラムをお読みください。
⇒「ゴルフトレーニングで若返る!」
⇒「潜入捜査!ゴルフで健康経営!?どんな指導が受けられるのか?」
■飛距離アップ&ダイエットプログラム【手順】
①パワーバランスを両腕で、ゆっくり呼吸を整えながら2分程振る(有酸素運動)
②パワーバランスを片腕→両腕→先程と逆の片腕で15回ずつ、できるだけ素早く大きく振る(無酸素運動)
③パワーバランスを両腕で5分程ゆっくり楽に振る(有酸素運動)
※②~③×3セット(片腕で振るときは一方の手を丹田に添え、コアの安定を意識する)
ポイントは①~③をトータルで20分以上行うことです。
有酸素運動は、体脂肪をエネルギー源としますが、20分以内だと血中脂肪だけでこと足りてしまい、20分以上の運動でようやく内臓脂肪や皮下脂肪を消費するからです。
いかがでしたでしょうか?
ゴルフの楽しみはスコアアップだけではありません。
お気に入りのゴルフウェアに身を包み、ファッションを楽しむのもゴルフの魅力の一つです。
それにはやはりダイエットでカッコいいカラダを作ることも大切です。
ゴルフフィットネスで姿勢を改善し、ゴルフの上達とダイエットを同時に実現させてください。
次回もお楽しみに。